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後東 博 ごとう ひろし

愛知相続サブリース・老朽アパート研究所

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事例・コラム

2024/12/13 11:40

老朽アパートの相続対策の方法(2)

1.リフォームする
リフォームは不動産業者(管理会社)のアドバイスを受け入れたオーナーが一番多く行う方法です。しかし、コストに対して収益が見込めるかどうか疑問です。リフォームは劣化した箇所を新しくすることを目的とした工事です。

リフォーム費用
工事内容/費用相場
トイレ/20~30万円
キッチン/50~100万円
風呂/60~120万円
外壁塗装/100~200万円
耐震補強/100~200万円

リノベーションとは、老朽アパートに対して、より機能性や価値を高めることを目的とした工事を指します。
リノベーション費用
費用相場/工事内容
100~300万円/対面キッチンへ交換、オ-ル電化、耐震補強 リビングや玄関の回収など
300~500万円/増築など
500~1000万円以上/二世帯住宅、スケルトンリノベーションなど

このようにリフォームは数百万円~1,000万円、リノベ―ションは1,000万円単位で費用がかかります。資金計画を策定すると、利回りが大幅に低下し赤字になることもあります。その上、リフォームしてから10年後には再び同じ問題が生じます。そして、老朽アパートの最後の難関として、入居者の立退き交渉とその費用問題、建物解体費用問題を解決しなければなりません。
このようなリフォームは、結局、老朽アパートという「負動産」の延命治療にしかならないことがよくあります。減価償却の期限、収支計算、相続対策などを考えれば容易に理解できます。リフォームはあまりお勧めできません。