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中野 美代子

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事例・コラム

2017/10/20 13:02

やさしい相続税(4) ~同居してたら安くなる?~

豊川市内に住む税理士の美代子さんと同級生の紀子さん

紀子 「もし夫が亡くなったら、自宅の土地は誰が相続したらいいかな?」
美代子「のりちゃんと旦那さん、長男の陸くん家族とも同居しているから、陸くんが相続しても、小規模宅地等の特例が使えるわね。居住用の宅地の場合、330㎡までの評価額を80%減額できるの。土地の評価は3000万円だったよね?面積は?」
紀子 「300㎡かな」
美代子「じゃ、300㎡全部に適用できるよ。3000万円×80%=2400万円も減額できるので、宅地の評価額は3000万円-2400万円=600万円!」
紀子 「え、そんなに下がるの?」
美代子「以前、のりちゃんの相続税を試算した時、相続税の合計は150万円だったよね。この特例が使えれば、相続税は30万円ですむのよ(※1)」
紀子 「同居してたら相続税が安くなるのか~。私が自宅の土地を相続しても安くなるの?」
美代子「配偶者は無条件でこの特例が受けられるよ」
紀子 「陸が相続した方が節税になる?」
美代子「そうね。二次相続のことも考えて試算した方がいいわね。でも、『同居していた息子が自宅を相続したら、息子が先に亡くなって、土地と建物がお嫁さんのものになって、お母さんが家を追い出された」って話もあるからねぇ」
紀子 「やだ、脅かさないでよ~。うちはお嫁さんと仲良しだから大丈夫よ」
美代子「節税も大切だけど税金のことばかり考えて家族関係がぎくしゃくすることのないようにね」
紀子 「うん、よく相談してみる」

陸くんが自宅の土地を相続する場合、相続税の申告期限までにその自宅に居住し、その土地を所有していることが小規模宅地等の特例を受けるための要件となります。
※1相続財産は土地3000万円が600万円の評価額に、建物2000万円、預金3000万円、株式500万円。お葬式費用の100万を引いて課税価格が合計6000万円。そこから基礎控除額5400万を差し引いた600万円が課税遺産総額となります。法定相続割合で分割したものとして、紀子が600万×1/2=300万×10%(税率)=30万円、3人のお子さんが各々600万×1/6=100万×10%(税率)=10万円。配偶者の税額の軽減を使って紀子の相続税は0円、3人のお子さんの分10万×3人=30万円が相続税の合計になります。