2024/11/15 10:09
「家を建てる」というのは、人生における大きな決断の一つです。
だからこそ「いつ建てるのがベストなのか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
答えはズバリ「人によって違います!」
建てるタイミングは、建築コストや住宅ローン、その先の「生活の質」にも大きな影響を与えます。そこで今回は、家を建てるタイミングについてご紹介します。それぞれの「ベストなタイミング」を考えてもらえたらと思います。
経済状況と年齢
家を建てる(購入する)方のほとんどが住宅ローンを検討されます。そこでおすすめするのは、ファイナンシャルプランを作成し「我が家の財政状況」を把握することです。現状とこれからを見据えて「家計が無理にならないタイミング」を確認できれば、安心して計画が進められると思います。
日本経済の状況や、政府の動向
日本経済の状況や政府の動向は避けて通れない要素です。住宅ローンを利用する際には、金利が低い時期というのは大きなメリットとなります。金利が1%違うだけで、総返済額に大きな差が生じます。
インフレ社会に転換した現在、今後金利が下がることはないだろうという予測も立てられています。金利のことだけを考えれば、早ければ早いほど良いと言えると思います。
また、政府による住宅購入支援策や減税措置が行われているタイミングもチェックしましょう。
家族構成やライフステージの変化
家族構成やライフステージの変化も、家を建てるタイミングに大きく影響します。ライフステージの変化に合わせた「ここぞ」という時に家を建てるのがベストだと思っています。
年齢や金利なども要素の一つですが、結局はこの「家族構成やライフステージの変化」が、タイミングを決めるベースになっていると思います。そのため、ベストなタイミングは「ご家族の、ここぞ!という時」だと言えます。
一方で、特にお子さんがいらっしゃる方は、子どもが独立するまでの時間を考えると早めに家を建てておくのもいいのでは?と個人的には思っています。家族全員が揃って自宅で過ごす期間は、長い人生の中でも意外と限られています。建てるのが早ければ早いほど「住み心地の良い我が家」で過ごす時間が増え、住宅の価値を十分に享受でき、ご家族の思い出としても強く残るのではないか、と思います。
後編に続く