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コロナ禍の今だからこそ知りたい自分の「色」。心理色診断で自分の内面を見つめ直そう

2021/07/09

新型コロナウイルスの感染拡大により、自宅にこもりがちな毎日が続いている人が多いと思います。今までとは違った生活スタイルが続き、大きなストレスを感じている方も少なくないはず。そんな時こそぜひ取り組んでみたいのが「心理色診断」です。どんな色を選ぶかにより、現在の自分の状態を見つめ直すことができ、元気が湧いてきたり、リラックスした毎日を過ごせるようになったりします。そこで今回は、「色」に関する悩みを解決する「カラリスト」として活躍する稲垣有美子さんに、自分の内面がわかる心理色診断について詳しくお聞きしました。

稲垣 有美子

カラー・色彩のスペシャリスト

稲垣 有美子

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新型コロナによる不安が多い今だからこそ、ぜひ取り組んでほしい「心理色診断」

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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、さまざまな地域で「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が発令され、外出を自粛せざるを得ない状況が続いています。どうしても自宅にこもりがちな毎日が続いているわけですが、さまざまな不安を抱えがちな今だからこそ、自分自身をどのように捉え、どう扱うかがとても大事になります。そこで、ぜひ注目して欲しいのが「心理色診断」です。

色が人間の心に与える影響のことを「色彩心理」と呼びます。この「色彩心理」は、色彩学の領域においても、心理学の領域においても、以前から重要な研究テーマとして取り扱われてきました。これまでも「色彩心理」に関するさまざまな研究や実験が報告されていますが、いまだに科学的に解明されていない要素が多く、心理学の領域として完全に確立された分野ではありません。ただ、これまでの人生の経験から、「色彩と心理が密接な関わりを持っている」と感じられている方はきっと多いのではないでしょうか。

気になる色を知ることは、現在の状態を理解し、自分を変えることにもつながる

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色彩と心理の密接な関係は、私たちの身近な生活からも見てとれます。例えば、60歳の還暦を迎えた時に身に付けるものといえば、「赤いちゃんちゃんこ」です。このちゃんちゃんこが、なぜ赤い色をしているのかといえば、赤は「元気」や「活力」のエネルギーカラーだからです。「これからも元気な体でいてほしい」という願いが込められているからこそ、ちゃんちゃんこは赤い色をしているわけです。

また、お腹の調子が悪い時の薬といえば、「正露丸」を思い浮かべる方も多いと思いますが、このパッケージがオレンジ色をしているのはなぜでしょうか? それは、オレンジ色がお腹のチャクラカラーだからです。このように、「色」は人々の心理やエネルギーに深く関わっています。

心理色診断は、こうした「色彩心理」に着目しています。今、あなたがどのような色に興味を持つかを分析することは、自分の置かれた状態を理解し、リラックスできる色を見つけて元気を取り戻すことにもつながります。あなたが気になる色は、その時の気持ちによって大きく変わります。心理色診断を行うことは、自分の気持ちや問題に気づくことになり、これにより、今の自分の状態を変えることができるのです。

12色のカラーを目の前に並べ、気になる色を順番に選ぶことで「今の自分」を知る

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では、心理色診断は、具体的にどのように行うのでしょうか。心理色診断を行う際には、以下の12色を用意します。そして、自分の気になる色から順に並べていきます。

【心理色診断に用いる12色】
レッド、レッドオレンジ、オレンジ、イエロー、イエローグリーン、グリーン、ブルーグリーン、ターコイズ、ブルー、インディゴ、パープル、マゼンタ

もしあなたが2番目に選んだ色がインディゴ(紺色)だった場合、今の自分は「頭の整理がついておらず、どこから手を付けてよいか分からない状態」であることを示しています。この結果を受けて、今の状態から脱したいと思うのであれば、インディゴのものを身に付けると、パニック状態が緩和され、気持ちを落ち着かせることができます。

心理色診断には科学的に解明されていないことも多いですが、色を通じて自分自身の状態を理解することは、気持ちを安らげることにつながります。人には、頭で考えていることと、本心が違う場合があります。色ものを並べて自分の本心を読み取ることで、自分の気持ちが楽になり、すっきりした頭で次の行動へ進むことができるようになるはずです。

今の自分をきちんと分析できれば、目の前の不安や困難もうまく乗り越えられる

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上記の手順を参考にしながら、まずはご自身で心理色診断をしてみるのもよいでしょう。並べるカラー素材は何でも構いません。例えば、色鉛筆を使ってもいいですし、パソコンで出力した色を使ってもOKです。ただ、より深い診断を受けたい場合には、カラーセラピストが運営するサロンで、専門的なカウンセリングを受けることをおすすめします。

私自身、病院で入院生活を送っていたときには、自分の気持ちを落ち着かせるために心理色診断を行い、身に付けるパジャマを変えることでリラックスすることができました。不安や困難に直面した時も、自分自身の状態をきちんと分析することができれば、うまく乗り切ることができます。心理色診断は、自分を分析するために役立てられるはずです。

日々の生活のなかで起こる悩みは、なかなか相談できるところがなく、自分で解決せざるをえないという人も少なくないでしょう。そんな人こそ、自分を見つめ直すきっかけとなる「心理色診断」が、元気を取り戻し、より豊かな生活を手にするために役立ってくれると思います。

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