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コミュニケーション能力が鍛えられ、営業力もアップする!? 今注目の「速読」の魅力とは?

2019/01/28

「もっと早く文章が読めたらいいのになぁ」。あなたはそんな風に思ったことありませんか? 資料や参考書を素早く読んできちんと理解できたら、今まで以上に仕事や勉強の能率をアップできるはず。そんな「早く読みたい人」にお勧めなのが、「速読」です。速読は、目と脳を鍛え、脳の高速処理を可能にする読書法のこと。脳が活性化されるため、単に文字が速く読めるだけでなく、コミュニケーション能力を高めたり、心にゆとりを持てるようになったりする効果もあるそうです。そこで今回は、速読専門家の作石茜さんに、速読とはどんなものなのか。気になるトレーニング方法やその効果などについてお聞きしました。

作石 茜

楽読(速読)インストラクター

作石 茜

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見る力(目)と分かる力(脳)で、右脳を使い文章を速く読んで理解するのが速読

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そもそも「速読」とはどんなものかご存じでしょうか。文章を読むことは、「見る(目)+分かる(脳)」の2つの要素が組み合わさったものになりますが、速読は、目と脳を鍛えることで、文章を速く読んで理解できるようする読書法になります。

速読というと、「斜め読み」「飛ばし読み」という風にイメージされている方も多いようですが、私が行っているスクールでは、脳の回転率を上げるトレーニングを繰り返し行うことで、きちんと内容を理解することに重きを置いています。人は普段、脳の3%ぐらいしか使っていません。そこで、脳が使われている部分を増やすことでパフォーマンスを高め、脳の高速処理を可能にします。

「音読」は、左脳を使った読み方です。聴覚の回路を使った読書方法で、2万個の神経細胞が使われていると言われます。これは、後述する右脳を使った読み方に比べると、使われている脳細胞が非常に少なく、なかなか理解が追いついていきません。また、ゆっくり目を動かしながらの読書は、人が眠たくなるスピードになりがちです。

一方、速読で用いられるのが「視読」です。文字通り、声に出さずに文章を読む方法で、物事をイメージで記憶する時のように右脳が使われます。この時に使われている神経細胞は、1億2千万個と言われており、音読よりも圧倒的に早く読むことができるのに加え、意味もより深く理解することができます。

処理能力が3倍になることで仕事の作業スピードが上がったり、コミュニケーション能力が向上する等の効果も

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一見すると難しそうに思える速読ですが、繰り返しトレーニングを積んでいけば、ほとんどの方が身に付けられます。

速読は、普段の生活のさまざまなシーンで生かすことができます。目と脳を鍛えるトレーニングですから、定期的に「脳トレ」に取り組んでいるのと同じ。単純に本が速く読めるだけでなく、さまざまな効果が出てくるのが特徴です。

例えば、仕事が早くこなせるようになったことで、残業が減り、プライベートが充実したという方がいたり、コミュニケーション能力が高まった、資格試験に合格したという感想をお持ちの方もいらっしゃいます。

脳の回転数が3倍になると、処理能力も3倍になります。そのため、従来は3分かかっていたことが1分でこなせるようになり、1日が長く感じられ時間に余裕ができ、心にゆとりを持てるようになります。

子どもからお年寄りまで幅広い年齢層でトレーニングが可能。認知症の予防にも

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速読は、週1回のペースで3~6カ月程度のトレーニングを続ければ習得できます。お子さんの場合は、レッスンに集中できるようになる9歳ごろからが目安。目に問題がなければ、何歳でも習得可能で、生徒さんには80代の方もいます。認知症の予防につながり、長年活字嫌いだったという方も克服することができます。

速読の習得には、普段から本をたくさん読んでいるかどうかは、あまり関係がありません。人によって読み方はさまざまですが、スクールで行うレッスンでは、それまでの速度の5倍で読めるようになることを目指します。しかも、本の内容をきちんと理解し、記憶できるようになるのが目標です。

全く予備知識のないジャンルの本でも、今までの2~3倍の速度で読めるように

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読書のジャンルは問いません。ただ、慣れ親しんでいるジャンルの方が、スピードが速くなりやすいです。初見の単語が頻繁に出てくるもの、知識量が多いものなどは、どうしても読書スピードが上がりにくいですが、それでも以前の2~3倍にはなるはずです。これまで知らなかった新しい知識を理解したり、勉強したりする速度も速くなります。

トレーニングは、目と脳を鍛えるための4つの原理に基づいて行います。目のトレーニングについては、目をスムーズに動かして文字を早く見ること、2~3行をひとつの塊として見られるように見る幅を広げていくことが基本です。また、脳については、脳の引き出しを早く開けて見たものを即座に理解し、過去のデータなどに基づいて、見る前に勘を働かせられるようにトレーニングを進めていきます。

トレーニングを積んでいけば、あなたも脳の可能性を広げることができます。ぜひ速読を習得して、今まで以上に充実した毎日を過ごしてほしいと思います。

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