2012/12/26 15:31
前回からの続きです。
(5)基本的に諸費用は現金で必要
住宅ローンを組む際に意外と忘れがちなのが住宅購入時に必要な「諸費用」の準備不足です。諸費用は基本的に現金で準備する必要があるため、結果として住宅ローンの頭金にまわすお金がほとんどなくなる事も。仮に頭金ゼロでもまったく融資が受けられないとは限りませんが、条件が悪くなるなど最悪の場合には住宅購入そのものをあきらめなければならないとても残念なケースも考えられます。
一般的に住宅購入時諸費用の目安は購入価格の5~10%と言われております。仮に3000万円の購入価格とした場合150万~300万が必要という計算になります。クルマ1台がキャッシュで買えてしまう金額ですから無視できませんよね。
(6)払う税金、戻ってくる税金
その他の費用として税金も考えておかなければなりません。住宅購入時に支払うものとして、不動産取得税・印紙税・登録免許税・都市計画税・固定資産税・消費税など。所有してからは、固定資産税の支払いが毎年あります。その他にも場合によっては贈与税や相続税なども発生します。また、恩恵が受けられるものとしては、住宅ローン減税制度による所得税及び住民税の還付などがあります。
詳細は金融機関や住宅メーカー、税理士などの専門家への確認が必要ですが、税制改正などの情報にアンテナを伸ばしておくことは常日頃から必要でしょう。
(制度の内容は財務省ホームページでご覧いただけます。)
つづく