外壁タイルのメンテナンスについて
ご質問ありがとうございます。
友建の山田と申します。
タイルといえども酸性雨や紫外線、排気ガスなど、経年による劣化や汚染は避けることは出来ません。
タイル張りのメンテナンスが必要となるのはタイル自身の老朽化より、タイル間の目地の老朽化が要因となりやすいです。
目地の劣化が進み割れる事で雨水が入り、苔が生えてきたりした後タイルの剥離などの原因となる事が多いと考えられています。
また、モルタル地や目地の中に雨水が侵入する事により、エフロレッセンス(白華現象)という現象などで白く汚れてきたりします。
下地の浸食が進むと表面のタイルに割れが発生してから劣化に気付くという事も多い様です。
そこでタイルのメンテナンスですが、タイルの汚れを高圧洗浄や薬剤で落とし、タイル保護塗装を施す事が一般的です。
これによりタイルと目地に塗膜を浸透させ、雨水の侵入を防ぐ事になります。
これらの塗料の耐用期間がだいたい15年から20年くらいです。
ただし、塗膜を塗るタイルの種類や、経年劣化の程度による為一概には言えません。ご了承ください。
ご質問者様の場合、ひび割れがないとの事なので、経年劣化の程度を判断するには上記に挙げた白華現象があるのかどうかを目安にされてはどうでしょうか?
今回の業者さんは劣化の少ない今のうちに保護塗装を施す事で、長く外壁を維持する事が出来ると思って勧められたのだと思います。
2013/05/13 18:32
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