2021/08/06 00:00
二世帯住宅には独立タイプと一部共有タイプ、融合タイプの3種類があります。二世帯住宅を建てるコツを学ぶには、各タイプのメリット・デメリットを知る必要があります。独立タイプは玄関やトイレなどが全て分かれており、それぞれが完全に独立した生活を送れます。また、二世帯住宅解消後は賃貸として利用できるメリットもあります。デメリットは、設備や光熱費の基本使用料がそれぞれ課されるので、「共有」によるメリットはなくなることです。独立タイプの派生形として、同一敷地内に別棟を建てる選択肢もあります。
一部共有タイプは玄関やキッチン、トイレ等を共有するタイプです。同タイプのメリットは、独立タイプに比べ建築コストを削減できることです。建物自体も比較的にコンパクトにまとまるので、広い敷地を必要としません。デメリットは共有部分の使い方で、トラブルが起きやすいことです。それを回避するには、各世帯ごとにルールを設ける必要があります。融合タイプは、個室以外の施設や設備を全て共有するタイプです。建築コストを最大限に抑えられ、同一家族としての一体感が生まれます。デメリットは、個人のプライバシー確保が難しくなることです。
従来の日本の二世帯住宅では、融合タイプが主流でした。一方、昨今は生活スタイルの多様化から、独立タイプや共有タイプを採用するケースが増えています。二世帯住宅自体は子育て環境として優れており、新築に占める割合も増加傾向にあります。一方、トラブルの要因になりやすいのがプライバシーの確保です。二世帯住宅を建てるコツとしては、各家族のライフスタイルを把握することです。その上で生活ルールを綿密に決め、お互いのプライバシーを確保することが肝心です。
二世帯住宅には様々なタイプがあり、それぞれのタイプのメリット・デメリットを理解することが大事です。現在は、融合タイプから独立タイプや共有タイプに需要が移っています。二世帯住宅を建てる上では、各家族のプライバシーを確保するのがコツとなります。その為には、それぞれのライフスタイルを把握して、生活ルールを綿密に決めることが肝心です。