2021/12/22 14:47
天井の高さが高いことが望まれるキッチン、リビング、玄関、寝室
キッチン、リビング、玄関、寝室には、平屋の天井の高さは高くあることが望まれることが多いです。
それはなぜかというと、長い時間過ごす場所でもあり、自然と開放感を求めてしまうからではないでしょうか。
ゆっくりと過ごしたい、リラックスして過ごしたい、人々のそのような望みが天井の高さに現れている気がします。
広々とした空間から、気持ちのゆとりや家族との団欒もうまれるのかもしれません。
和室、ユニットバスには低めの天井で落ち着きを演出
一方、和室、ユニットバスには低めの天井の高さのところも多い気がします。
和室、ユニットバスには解放感より、落ち着きを人々が求めるスペースだからでしょうか。
天井が低いことが和室特有の落ち着いた空間を醸し出すこともあります。
やはりそこに住まう人がその場所でどのような時間を過ごしたいかが、部屋の天井の高さには現れている気がします。
各部屋の天井の高さにあえて違いをつけないことも
各部屋の高さに違いをつけて立体的な空間を作りだすことも多いですが、あえて各部屋の高さを全て同じにするのもありでしょう。
立体的には見えないかもしれませんが、お家がゆったりと広々と見える効果があるかもしれません。
昔ながらの日本家屋は、空間の立体感よりも、空間の広がりへの演出にこだわっているようにも見えます。
また時代の変化とともに、お部屋の空間への価値観も違ってきているのでしょう。
どの部屋の天井の高さが正解で、どの部屋の天井の高さが間違っているなどという「答え」はありません。
天井の高さには住まう人の望む希望が現れている
平屋といえど、各部屋によって天井の高さはそれぞれです。
天井の高さには、住まう人がその部屋でどのような暮らしをしたいかが現れています。
快適な天井の高さは人それぞれ、またその時どのような生活をしたいか、時間を過ごしたいか次第とも言えます。
平屋の天井の高さの違いは、その平屋の個性、言い換えるならその平屋に住まう人の個性とも言えるでしょう。