2022/01/21 00:00
家を建てるとき、間取りやインテリアを考えることが優先されて、屋根は後回しになりがちです。しかしながら平屋は高さが低いので屋根が目に入りやすく、外観の印象を大きく左右しますのでデザインなど大きなポイントになります。
♯平屋のおしゃれな屋根デザイン
屋根には雨風や気温、紫外線から住まい手を守る役割と、外観の印象を大きく左右させる役割があり、平屋では屋根が特に注目されています。屋根の勾配一つで、水はけの良い屋根や台風や風の影響を受けにくい屋根になるので、地域に合わせたバランスの良いデザインにすると良いでしょう。
屋根の形状と種類には、切妻(きりづま)・寄棟(よせむね)・片流れ(かたながれ)・陸屋根(ろくやね)の4つがあります。
切妻は、屋根の中でもよく見かける一般的な形で、軒を出すデザインに適しています。寄棟は、勾配のある4つの屋根面でつくられ、落ち着きのある外観に適しています。片流れは、屋根の面が1面となり、かっこいいスタイルの印象になります。陸屋根は、勾配のない平坦な形をしているので、モダンなスタイルや屋上スペースを作りたい方に適しています。高さ、勾配を工夫することで、見た目におしゃれさが生まれるだけでなく、ロフトや屋上をつくれるなど、スペースの有効活用にも期待ができます。
♯平屋でおすすめの屋根の素材
屋根は素材、瓦で見た目も住み心地も変わります。粘土を使った昔ながらの瓦材は、耐久性が高く、塗り替えもいりません。遮音・断熱・耐熱に優れますが、重さと厚さがあるので、耐震の考慮が必要です。他にも、繊維とセメントを板状に成型した「スレート」という薄い屋根材で、カラーやデザインの種類が豊富かつ比較的安価な屋根材や、「ガルバリウム鋼板」という外壁でも使われる耐熱性や耐食性に強い屋根材があります。平屋は屋根の面積が大きく、暑さの影響を受けやすくなるので、断熱性能も十分考慮した素材を選ぶことで、より快適に過ごせる家をつくれます。
まとめ
快適な住まいづくりに「屋根」は欠かすことのできない大切な家のパーツです。屋根の形や色で、家全体の見た目が大きく変わります。素材を変えるだけでも、雰囲気が変わりますので、ぜひ参考にしてください。