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事例・コラム

2022/02/25 00:00

平屋で片流れ屋根を採用するメリット・デメリット

戸建て住宅の屋根というと一般的に三角をイメージされがちですが、実際にはいくつかの種類が存在します。時代の移り変わりの中で人気が上がっているのが片流れ屋根です。片流れ屋根とは文字通り片側だけが傾斜になっている屋根のことを言います。シンプルなデザインのオシャレ屋根として人気が高く、注文住宅を設計する時に採用する人も少なくありません。

片流れ屋根の採用にはメリット・デメリットが存在します。
大きなメリットとして挙げられるのが費用の安さです。一般的な三角屋根の場合、ゴミや雨水を地上に運ぶための雨どいは両側に設置しなくてはいけません。片流れ屋根であれば設置は一方向だけで済むので工費を安く抑えられます。太陽光パネルが設置しやすいのも片流れ屋根ならではの利点の一つです。片側だけに傾斜を付けることで設置できるパネルの枚数が増えるので効率良くエネルギーを吸収できます。

デメリットとして考えられるのが雨漏りの問題です。通常の三角屋根の場合には両サイドに設置した雨どいに分散することができますが、片流れ屋根は構造上一ヵ所に集中するため雨漏り防止用のシートを施工するなど対策が必要です。豪雨など短時間にまとめて雨が降ると破損などのトラブルが起こることもあるのでメンテナンスも徹底しておかなくてはいけません。そのほかの注意点として湿気が挙げられます。片側一面の設計では室内の空気の循環が難しくなると言われています。高温多湿になりやすい地域で片流れ屋根を採用する時は、湿度対策について検討することも忘れてはいけません。

デザイン性と機能性の両面を考える


片流れ屋根は工費が安く外観をスッキリさせて見栄えが良くなるなどメリット多い反面、雨漏りや多湿のトラブルが起こりやすいというデメリットもあります。費用を抑えて家を建てられても快適性が損なわれては意味がありません。片流れ屋根で家を建てる時はデザイン性だけでなく生活をする上で必要な対策を施すことも大事なポイントになります。

補助金や減税制度をあらかじめ知っておけば、二世帯住宅にかかるお金をずいぶんと節約できます。賢く二世帯住宅が建てられるチャンスを活用しましょう。