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後田 文子 うしろだ ふみこ

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事例・コラム

2022/03/28 00:00

タイプによって異なる二世帯住宅のメリット、デメリット

二世帯住宅には3種類のタイプがあり、それぞれのタイプごとにメリットやデメリットがあります。
完全同居タイプは、寝室以外の部屋や設備を二つの世帯が共同で利用するのが特徴です。トイレなどの日常生活でよく使用する設備も共同で使用します。メリットは、建設費用を少なくできることです。浴室や洗面所などお金がかかりやすい水まわりの設備も、世帯ごとに別々に作る必要がないため、費用を削減できます。電気やガスを共同で使用することで光熱費も抑えられます。家族同士でコミュニケーションがとりやすいこともメリットのひとつです。逆にプライベートな空間を確保しにくいのがこのタイプの大きなデメリットです。世帯によって生活のリズムが異なると、ストレスの原因になる場合もあります。

二つ目は部分同居タイプです。建物の特定部分だけを二世帯で共用します。トイレや浴室など、家によって共用部分にも違いがあります。メリットは、二世帯の家族が適度な距離を保ちながら生活できることです。その一方で電気代やガス代の詳細を正確に把握しにくいというデメリットがあります。メーターが共同であるため、どちらの世帯がどれだけの量を使用したのか正確に知ることができません。共有部分の掃除などを、どちらの世帯が担当するかなどあらかじめルールを決めておく必要もあります。

完全分離タイプの特徴は、二つの世帯の住居部分がそれぞれ完全に分離していることです。玄関も2つに分かれているので、独立した2つの住宅のような感覚で暮らすことができます。メリットは、各世帯のプライバシーを十分に確保できることです。分離していてもすぐ近くに住んでいるため、困った時にはいつでも協力し合えることもできます。デメリットは、設備を別々に造らなければいけないため、多額の予算が必要になることです。

メリットとデメリットの両方がある3つのタイプの二世帯住宅


3タイプの二世帯住宅についてご紹介してきました。完全同居タイプには、費用を抑えて建設ができるというメリットがあります。部分同居タイプはプライバシーがある程度確保できるメリットがあり、完全分離タイプには、賃貸用として使用できるメリットもあります。これから二世帯住宅を建てる予定のある方は、予算や目的に合わせて最適なタイプの住宅を選んでください。