2022/04/25 00:00
親の世代と子供の世代が一緒に暮らすということはとても素晴らしいことです。二世帯住宅にすることによって住宅建設費用も大幅に節約できます。二世帯住宅で双方の世代が快適に暮らすための秘訣をご紹介します。
二世帯住宅を計画する前に、双方の世代が納得するまで十分な話し合いをすることが必要です。お互いが納得できるように設計段階からルールをしっかり話し合うことが大切です。
気をつけるべきキーワードは「お風呂」「玄関」「LDK」です。子供の世代と親の世代で生活スタイルやリズムが微妙に違うので、それらを完全に分離するのか共有するのかを話し合う必要があります。
#部分共有タイプ(お風呂、LDK、玄関の共有)
部分共有タイプのメリットは建築費用と光熱費を大幅に抑えることです。二世帯住宅は建築コストが高くなりがちになるためローン返済を考えると月々の光熱費の軽減はとても大事なことです。しかし世帯間の生活リズムや価値観の違いによるトラブルやプライバシーのトラブルなどのデメリットもありますので注意が必要です。
例えばよく見かける問題としてテレビがあります。親の世代と子供の世代で、見たい番組が違うというトラブルに遭遇することがあります。このようなときに、どちらかの世代が我慢をするという生活は長続きしません。
#完全分離タイプ(お風呂、LDK、玄関は別々)
二つの世代で別々な生活リズムを確保でき、互いのプライバシーも守れます。自立性の高いタイプですが同じ屋根の下で住んでいますので、なにかあればすぐに駆けつけることもでき、安心感のある暮らしもできます。但し建築コストや光熱費は高くなりますので予算との兼ね合いを要します。
そのほかにも「光熱費の負担をどうするのか」「共有部分の掃除当番」「メンテナンス費負担」「子育てや留守番」等など二世帯が一緒の屋根の下で暮らしていくうえで話し合って決めておくべきルールはたくさん出てきます。上記2タイプのメリット、デメリットをしっかり話し合い、後悔しない快適な二世帯住宅での生活を楽しみたいものですね。