2022/08/27 00:00
バリアフリー住宅を建てる時に、平屋を勧める理由が多い一つに階段のないことがあげられます。高齢者の多くは階段で転倒や転落するリスクが高いため、平屋にすることで安心して暮らせる可能性が高くなるからです。特に車いすや杖を使って移動している人は段差がなく生活動線を不用意に長くせず暮らせるため、身体への負担を少なくできます。また、老化やドアの幅も広く調節し、車いすや介助者の付き添いがあってもスムーズに移動できるようにしているため、使いやすくなっているところもメリットです。
平屋のバリアフリー住宅は2階建てよりもコンパクトにまとまっているため、家のメンテナンスや掃除がとても楽になります。家の面積が小さければ小さいほど、メンテナンス費用も抑えられるのもメリットの一つです。定期的に外壁の塗り替えや屋根の張替えなどをするときに、範囲が狭ければ狭いほど低価格となります。また、足場の設置をする範囲も少なくなるため、足場設置費用が割安となるのも特徴の一つです。余分なコストを抑えて修理をすることができるため、修理頻度や費用を少なくできるのはメリットといえます。
平屋にすると2階建てのように窓の数や大きさの制限がありません。そのため、デザインの自由度が高くなり、日当たりや風通しがよくなります。また、各部屋の間での温度差を小さくすることができるため、暖房を家の中全体で使用していたとしてもコストを抑えることが可能です。各部屋の温度差を小さくすることでヒートショック対策にもつながるため、一日中どの部屋にいても快適な温度で過ごせるようになります。
メリットが大きく高齢者が快適に暮らせる
高齢者にとって段差や温度差は非常に重要な問題です。平屋にすることである程度段差や温度差の問題を解決できます。車いすや介助者のサポートがなくても、ある程度自分自身で歩き回れるため、生活動線がワンフロアで完結できるのもメリットです。維持コストも抑えられることから、平屋の家にすることは高齢者にとってメリットが多いといえるでしょう。