2022/10/03 00:00
二世帯住宅と一言で言っても、その間取りでタイプが違います。親世帯と子世帯が完全に生活空間を分けている完全分離型と、玄関やキッチンなど設備の一部を共有する一部共有型。親世帯と子世帯が部屋や設備のほとんどを共有する完全同居型。それぞれの間取りで、互いの暮らし方も変わってきます。別々の世帯が一緒に暮らすという事は、思わぬトラブルに発展する可能性だってあるのです。円滑な同居に大切なのは、事前に同居後のルールを決めておく事です。
ここでは、それぞれの間取りのメリットとデメリットについて解説します。
#完全分離型
完全分離型は、互いのプライバシーを尊重できる反面、光熱費などの把握が難しい事があります。同居後には、毎月かかった費用などについて話し合う事をルールにするといいでしょう。
#一部共有型
一部共有型では、来客時のルールを事前に決めておくといいでしょう。いくら部屋は別々でも、玄関やトイレを共有している場合は、事前に来客がある事を伝えるなどの配慮が必要です。また、キッチンを共有する場合は冷蔵庫や電子レンジなど家電の使い方についても話し合っておく事が大切です。
#完全同居型
完全同居型では、騒音に配慮する事が必要です。部屋や設備のほとんどを共有しているために、些細な物音でもストレスに繫がります。いくら家族とはいっても、深夜や早朝に大きな音を立てるのは避けましょう。また、プライベートな空間に勝手に立ち入る事もトラブルの原因になります。部屋に入る時には声をかけたり、ノックをするなども同居後のルールには必要です。
完全分離型、一部共有型、完全同居型で違う同居後のルール
完全分離型、一部共有型、完全同居型では暮らし方もそれぞれ違います。大切なのは、それぞれの間取りに合った同居後のルールを決めておく事です。特に、一緒の空間を共有する事が多い一部共有型や完全同居型ではストレスに感じる場面も多々あります。お互いに納得できるまで話し合って、細かいルールを決めておく事でトラブルを未然に防げます。