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後田 文子

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後田 文子 うしろだ ふみこ

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事例・コラム

2022/10/28 00:00

取り入れる要望で異なる二世帯住宅の間取り

坪数で選ぶ間取りで重要となるのが、生活スタイルです。二世帯住宅は主に完全同居、部分共有、完全分離の3つのタイプに分けられます。生活空間を全て同じにする、完全同居スタイルで建てる場合の平均坪数は38坪前後です。1階部分にリビング、キッチンを始めとした生活に必要な設備や部屋を配置、上層階をそれぞれのプライベート空間にするのが基本デザインとなります。親が高齢で階段の上り下りが厳しいという場合には、1階を親世帯のプライベート空間にして、2階に共有設備を配置しても問題ありません。建設に掛かる費用の相場は平均3000万円~です。
部分共有の場合は、広さは50坪前後、完全分離はさらに広い空間が必要となるので、70坪前後は必要になります。

家族構成で選ぶ間取りでは、設備の数と配置がポイントになります。二世帯住宅は文字通り2つの家族が同じ家に暮らす形になります。同じ屋根の下で暮らしている血の繋がった家族とはいえ、お互いの生活スタイルが違う以上、相手に配慮をしなくてはいけません。キッチンや浴室などの水回りと同じフロアーにどちらかのプライベート空間があると、帰宅時間によっては親夫婦に気を遣うこともあります。自分達のプライベート空間があるフロアに、ミニキッチンのようなサブ設備を備え付ければ、生活で不便を感じることがありません。

書斎や庭などこだわりの間取りに重点を置く人は、景観と生活導線のバランスがポイントです。趣味の充実と生活のしやすさは相反することが多いので、妥協できる点と譲れない部分を事前に決めておくとスムーズに決まりやすくなります。


相手の意見にも耳を傾ける

二世帯住宅はお金を多く出す方の立場が強くなりやすく、相手の意見を聞かずに自分の希望を優先して間取りを決めてしまうケースも少なくありません。どちらか一方の意見だけで建ててしまうと、希望を聞いてもらえなかった方の不満が募って関係が悪くなります。間取りを決める時は相手の意見にも耳を傾けて、お互いが納得できるように話し合うことが大切です。