2023/02/24 00:00
居住性が大きく向上する中二階のある平屋住宅
中二階はスキップフロアとも呼ばれる、建物の一階と二階の中間部分に作られたスペースです。平屋住宅では屋根裏部屋と称されることもありますが、建築の分野においては別物として扱われます。中二階を設けるメリットに収納スペースの確保が挙げられますが、平屋住宅では居住性の向上と直結する事柄なのも事実です。平屋住宅では居住空間と物品の置き場所が同一の場になることから、収納スペースの確保が難しい傾向にあります。中二階を設けることで収納スペースを建物の上部にまとめ、居住性の向上が期待できるでしょう。また、中二階の分だけ床面積が増える形になるので、生活空間の拡大にも繋がります。採光性の向上など、住み心地がよい住まい作りに役立つのは紛れもない事実です。
中二階ならではの注意点
魅力的な要素が多い中二階ですが、一方で注意するポイントがあるのも事実です。中二階の部分だけ建築費用が嵩む他、建物の構造に合わせた空調の設置が必要になります。特に断熱性については細心の注意が必要であり、一階と中二階とで気温が大きく異なる状態にならないことが肝心です。
目的を明確にすることが満足できる結果を得る秘訣
マイホームを建てる際はどのような住まいにするかを明確に決めることが何よりも重要と言えます。居住空間を広く取りつつ、プライバシーも守りたいなら床面積を増やせる中二階は理想的な作りと言っても過言ではありません。しかし、中二階の平屋住宅は建築費用が嵩む他、業者の技術で仕上がりが大きく異なるのも事実です。優れた技術を持つ、信頼できる業者に家作りを頼むのが満足できる結果に繋がります。
家族の憩いの場は納得して作ることが大切
平屋住宅の中二階は居住空間の拡大や収納スペースの確保など、様々なメリットがあります。一方で建築費用の増大など特有の注意点もあるので、家族の憩いの場である家作りは慎重に判断しなければいけません。中二階のメリットとデメリットを正しく認識し、家族全員が納得できる形で判断することが理想のマイホーム作りの条件と言えるでしょう。