後田　文子 うしろだ　ふみこ

平屋のガレージハウスを建てる際の注意点の1つは、十分な広さの土地を購入することです。ガレージハウスを優先してしまうと窮屈で住みにくい家になります。将来、車を買い替えてサイズが大きくなった場合も想定する必要があります。バイクや自転車もまとめて収納するなら、そのスペースも考慮しなければなりません。住居とガレージを直接行き来できるドアをつける場合は、開閉がスムーズにできる広さが必要です。

平屋のガレージハウスは騒音や振動も考慮することが大切です。日中は気にならなくても、物音がしない夜には音が大きく感じます。寝ている家族を起こすことになるので、寝室はガレージからできるだけ離れた場所に作りましょう。ガレージの付近には、トイレやバスルームなどの水回りの配置が最適です。平屋のガレージハウスの間取りは、住居スペースを確保してから考えます。

平屋のガレージハウスは、屋内との出入り口にスロープを付けると使い勝手がよくなります。お年寄りや小さな子供がいる場合には、車いすやベビーカーのまま出入りすることが可能です。電気自動車を買うことも考慮して、電気自動車対応の200Vの電源を設置するのもよいでしょう。屋内に電源があると雨に濡れないので漏電のリスクを減らせ、夜間の充電も安心です。ガレージ内に水栓を付けると、車の整備や洗車に便利です。手や道具を洗うこともできます。お湯が出ると冬の作業が楽になります。平屋のガレージハウスを楽しくするその他アイデアには、ガラス張りにして玄関ホールから愛車が見えるようにするなどがあります。十分な広さがあるなら、趣味の絵を描いたりDIYの作業場にしたりもできます。


住居スペースとのバランスのとれた平屋のガレージハウスはとても便利

平屋のガレージハウスは、十分な広さの土地がないと使い勝手が悪くなります。将来の車の買い替えなどを見据え、ガレージに寝室を隣接しないように設計しましょう。内部に電源や水栓を設置すると、充電や車の整備などに便利です。室内との出入り口にスロープがあれば、お年寄りや小さな子供に優しい設計になります。趣味も楽しめる平屋のガレージハウスは、家族にも好評です。