後田　文子 うしろだ　ふみこ

愛犬家の住宅で工夫したい水回りの間取り・設備

家の外ではなく、屋内で愛犬を飼うという人は増えています。室内で飼うことで危険な場所に足を踏み入れる心配がなくなることもあり、家の中で飼う選択をする飼い主が増えているのです。そんな愛犬との室内での暮らしに欠かせないのが、住宅の水回りの間取り・設備の工夫です。愛犬のことを考えた設計にすると犬が安心して暮らせるようになり、余計なストレスを溜めてしまう心配も少なくなります。飼い主側もお世話がしやすくなり、今まで以上に丁寧なケアをしてあげられるようになるのです。


積極的に取り入れたい間取り・設備

愛犬を危険から守ることが出来るのが、台所付近に設置するキッチンゲートです。キッチンゲートは愛犬が台所の中に勝手に入らないように、背の低い柵を設置するものです。飼い主の許可なく入ることが出来ないので火に近付く心配がなく、キッチンに置いてある食べ物やゴミを口に入れることもありません。散歩帰りやシャンプーで利用したいのが、洗面化粧台です。専用の板を化粧台に設置することで底が平らになり、シャンプーのときなどには安全を確保することが可能です。滑りにくく、作業しやすいのも魅力になります。愛犬のため住宅に取り入れたい間取りは、洗面台や浴室の近くに、デッキを作ることです。水回りの近くにデッキがあると足や体を洗った後に愛犬を連れていき、日向ぼっこをして貰えます。乾くのが早くなり、日を浴びれて愛犬も喜んでくれるのです。屋外水栓もあれば便利で、散歩帰りや大型犬のケアに役立ちます。お水とお湯が出る仕様で、季節に合わせて温度調節が出来るのも嬉しいポイントです。


愛犬との快適な暮らしのためには水回りに一工夫を

愛犬と飼い主、お互いに楽しく快適な暮らしを手に入れるためにも、水回りの間取り・設備に一工夫をしましょう。全ての設備や間取りを取り入れる必要はなく、一つでも工夫をするだけでも快適さは違ってきます。より愛犬との暮らしを大切にしたい、もっと気持ちよく暮らしてほしいと願うなら、水回りの間取り・設備にこだわってみるのも良いかもしれません。