2023/11/24 00:00
住宅を建てる上で、柱は非常に大切です。そもそも家における柱とは垂直に立つ部材の事を指し、土台や基礎として家を支えるという役割があります。では具体的にどれくらい大切なのか、柱の重要性について詳しく見ていきましょう。
家は人が中で生活する事が基本なので、絶対に倒れたり崩れたりしてはいけません。万が一倒れたりすると、そこで暮らしている人は大きな被害を被る事になります。そこで家が倒れないように支えているのが柱です。雪が屋根に積もった時や、台風等の強風時に家は強い圧力を受けますが、柱がある事で倒れたり崩れる事を防いでくれます。
また地震の衝撃にも柱は耐えて、家の倒壊を未然に防いでいるので、まさに縁の下の力持ちという感じです。こうした自然災害から家を、そしてそこで暮らす人を守るのが柱なので、非常に柱は重要です。
家を支える大切な柱は、どんな素材が使われているのか見ていきましょう。基本的に木造住宅を建てる場合、柱の素材には主に無垢材と集成材が使われています。それぞれ特徴や使用するメリットがあります。
無垢材の特徴と使用するメリット
無垢材は1本の木から作られている木材で、自然な風合いがあり、きれいな木目や木の香り、そして肌触りの良さ等が特徴です。また木目や色味は同じものが全くなく、違いを楽しむ事が出来ます。
主に家の柱や梁に使われる事が多いです。特に桧は香りも良く色も美しいだけでなく、材質が安定していて強度が高い事から非常に人気が高いです。さらに接着剤や化学物質も使用されていないので、シックハウス症候群が心配という人でも安心です。
集成材の特徴と使用するメリット
集成材は複数の木の板等を乾燥させて、それらを接着剤でくっつけて適した形や大きさに加工した木材の事です。無垢材みたいに調湿作用はないですが、木材の膨張や収縮が起こりにくいというのが特徴です。
また加工しているので、強度もあり品質も安定しているので、職人のスキルに左右されにくいというのも魅力の1つに挙げられます。それから無垢材よりもリーズナブルなので、とにかく家を安く建てたいという人に向いています。
柱には無垢材と集成材があり、このようにそれぞれ特徴やメリットがあります。総合的に考えて自分に合った方を使うようにしましょう。