2024/02/26 13:59
平屋を建てる際に、間取りにこだわりを持つ人もいるでしょう。ですが、平屋で快適に暮らすためには天井高を意識する事も大切です。平屋の場合、2階建てとは異なり天井の高さに細かい制限はありません。ですが、だからといって高ければ良いというものでもないのです。天井が高すぎると、室内が閑散とした雰囲気になりますし、冷暖房が効きづらいというデメリットもあります。では、平屋で快適に暮らすために最適な天井高とはどれぐらいなのでしょうか。一般的な平屋の天井高は、約2.4~2.5メートルと言われています。これぐらいの高さがあれば、窮屈さもなく寛ぐ事が可能です。
ですが、もっと開放感がほしいと考えるなら少なくても3メートルは必要です。3メートルの高さがあれば、視界を邪魔する梁なども見えないので、実際よりも広々として感じます。風も通りやすいため、換気をする時にもピッタリです。
平屋の天井高を決める際には、間取りごとに変えるという選択肢もあります。全て同じ高さにするよりも、勾配をつけた方が奥行きが出て、部屋全体を広々と見せる事ができます。たとえば、家族や来客が集まるリビングなら天井を高めにした方がいいでしょう。なぜなら、人が密集するとそれだけで圧迫感を感じます。天井が高いだけで、その圧迫感から解放されます。ですが、寝室のようにリラックスした空間の場合はあまりにも天井が高いと落ち着かない可能性があります。その場合は、低めに設定する方がいいでしょう。平屋の天井高を決める際には、それぞれの部屋に合った高さを意識する事も必要です。
平屋の天井高を決める前には、高さによる影響を考える事も大切です。高い方が開放感がありますし、室内が明るくもなります。ですが、部屋によっては低い方が合っている事もあります。また、椅子に座って過ごすか座って過ごすかでも印象は異なります。まずは、どのような暮らし方をするかを考えてから天井高を決めるといいでしょう。