2024/05/24 00:00
今回は「風」についてご紹介します。
窓を開けて外の空気を取り入れると気持ちが良いですよね。
暮らしに「風」を取り入れてみる
エアコンでの体温調節や最新の換気設備もいいですが
それらを考える前に自然の風を導入してみてはいかがでしょうか。
日本には季節ごとにふく代表的な風を「季節風」と言い、夏の南風、冬の北西風があります。
「今年の春一番が吹きました」「明日は冷たい木枯らしが吹く一日となるでしょう」。など天気予報でよく耳にするさまざまな「季節風」には、向きや暖かさだけでなく、私たちの生活に密着した各種の情報が込められています。
四季折々に吹く特有の風はその季節ならではの季節風と総称します
「春」の季節風
【春一番(はるいちばん)】
【春疾風(はるはやて)】
【桜まじ(さくらまじ)】
「夏」の季節風
【菖蒲東風(しょうぶこち)】
【薫風(くんぷう)】
【風死す(かぜしす)】
「秋」の季節風
【秋の初風(あきのはつかぜ)】
【初嵐(はつあらし)】
【盆東風(ぼんごち)】
「冬」の季節風
【木枯らし(こがらし)】
【星の入東風(ほしのいりごち、ほしのいりこち)】
【八日吹(ようかぶき)】
この様に季節ごとにいろんな風の名前があります
では自分の敷地にはどんな風が吹いているでしょう。
意識して自然を感じてみると、
土地によっていろんなパターンがあることに気づくはずです。
それらの風の流れを見つけ理想的な風の通り道を考えましょう
・南北の通風をしっかり取る
・東西の通風を考慮すると風量は4割増します
・立体的に通風計画をする
リビングに吹抜けを設けることで心地よい風が家全体に流れます
地域の風には特徴があります
風の吹いている向きは、短い時間で考えると日々バラバラに感じますが、
実際は場所と季節の組み合わせでだいたいのパターンが決まっています。
地域ごとの特徴を考えて理想の住まいづくりに役立ててください。