後田　文子 うしろだ　ふみこ

おしゃれで家族ともコミュニケーションが取りやすい、あこがれのアイランドキッチン。今回は、メリット・デメリットを中心に特徴をご紹介します。

〇「アイランドキッチン」とは
アイランド（浮島）の言葉の通り、キッチンと壁が接していないタイプのことです。 おしゃれでデザイン性が高いものが多く、また開放感があるので、近年高い人気です。

●メリット
1開放感
キッチンの正面にダイニングやリビングがあるため、一体感のある空間になり、部屋自体が広く、光も届きやすい特徴があります。
2おしゃれなデザイン
キッチンがLDKのアクセントとなり、部屋全体が華やかな印象になります。
3コミュニケーションが取りやすい
リビングが見渡せ小さいお子様の様子も伺えるので、安心して料理をすることができます。
4複数人で料理ができる
四方から料理の手伝いができるので「親子で料理を楽しみたい」「夫婦で一緒に片付けをしたい」など考えているご家族にオススメです。

●デメリット
1匂いが広がる
壁がないのでダイニングやリビングまでにおいが広がりやすい。
2キッチンが丸見え
キッチンがリビングから丸見えの状態になる。
3広い空間でないと採用できない
料理をする際に立つ空間とキッチンの両サイドに通路となる空間の確保が必要。
4汚れが飛び散りやすい
料理の際に出る煙と一緒に油汚れも部屋中に広がってしまう。

●アイランドキッチンを快適に使うために
1パネルを設置してニオイや油はね・水はねを防ぐ
コンロやシンクの前にパネルを設置することでリビングやダイニングの汚れを減らすことができます。
2性能の良い換気設備を採用する
ニオイの広がりは、性能の良い換気システムを採用することで抑えることができます。防火の視点からIHを採用することが多いです。
3パントリーなど収納を用意する
カップボードの上部にも収納を設けるなどして、収納場所を確保。

まとめ
コミュニケーションの取りやすさや開放感、お洒落さが魅力的なアイランドキッチンにもデメリットは存在するので、特徴をしっかり知ることが大切です。スペースの制限もあるので、住宅会社に事前に確認をしましょう。 さまざまな視点から、一番重視したいことを考え、キッチンのタイプを検討するといいかもしれませんね。