2025/10/24 09:44
木の家にとって、湿気は大敵です。
建てたばかりの家にカビが生えてきた!?なんてことも。
そんな厄介者から住まいを守るための原因と対策をご紹介します。
1なぜカビが生える?
カビが発生する条件には主に3つの要素があります。
1.湿度(水分)
カビの発生には必ず水分が関係しています湿度が60%を超えてくるとカビにとって快適な環境になり、増殖しやすくなります。
2.温度
私たちが生活するのに快適な条件がカビにとっても快適で育ちやすい環境です。
3.栄養素
木はカビの大好物の栄養源です。カビを放置してしまうと木を腐らせ、お家の寿命を縮めてしまいます。
2カビ対策には湿度を下げる
家の中でカビが生えないようにするためには、湿度を60%以下に保つことが一番です。
●暮らしのなかで出来る湿気対策
・天気が良い日は窓を開けて部屋に風を通す
・料理や部屋干しをする際には室内の空気を循環させる
・雨の日や晴れていても前日が雨だった日などは、窓を閉めておく
・梅雨の時期は除湿器やエアコンのドライ運転などで湿度を調節する
3木の家ってカビが生えるの?
木の家にカビが生える主な原因は結露です。結露は温度差が生じることによって発生します。結露が発生しない家にするためには、朝起きたら窓を開けて換気をすることがおすすめです。暖房や加湿器は長時間使用するのを避け、使用したあとは必ず換気をして家の中の湿度を下げましょう。
4カビが生えない条件
1.断熱性が高く温度差が少ない
浴室や北側の部屋の断熱性を高くすることによって、結露も抑制されます。窓サッシをアルミや、樹脂複合サッシにすることで結露を緩和させることができます。
2.天井や壁材を通気性に優れた自然素材にする
漆喰や珪藻土などの自然素材は微細な孔から湿気が出入りできるため、適度な湿度にコントロールしてカビの発生を抑えてくれます。
3.高い気密性
家の中に湿った外の空気を入れない。
4.夏・冬はエアコンを常時可動させておく
断熱性や気密性の高い家においてエアコンは、ハイパフォーマンスの空調機器といえます。
5.空調・換気を定期的にする
外の空気を取り入れることで湿気を拡散させ、結露の発生を抑制出来ます。
5まとめ
カビが生えるということは空気が循環せず、湿気がこもっているということなのでしっかり換気をして、お部屋の湿気を取り除きましょう。