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岡部 茂

マンション管理組合運営問題のプロ

岡部 茂 おかべ しげる

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事例・コラム

2021/11/22 00:00

マンション機械式立体駐車場のメリットとデメリット

マンションで機械式立体駐車場を導入している事例は多々あります。事故や維持費問題などデメリットもありますが機械式駐車場を導入する事には十分なメリットがあるのも事実です。今回はマンション機械式立体駐車場について考えてみたいと思います。

機械式立体駐車場をマンションに導入するメリットについて。その中の一つとして一番に挙げられるのは、少ない面積の中で多くの台数を駐車できる事です。これは非常に大きなメリットとなっており、住人の自動車を駐車するスペースを最低限に抑えられ、その分建物に土地を割くことが可能になります。しかし、デメリットもありますので、導入する際には知識を得ておく事が大切です。

機械式立体駐車場のデメリットには事故や維持費問題があります。駐車できる自動車が限られ、高さや車幅などが制限されています。また、上手く駐車ができていない場合には機械式立体駐車場の中で自動車が破損してしまう可能性もあります。よくある事故の例としては、車輪止めを無視した駐車をした事が原因で、機械式立体駐車場の中で自動車が動いてしまい、破損してしまったり、人間が機械式立体駐車場の中に閉じ込められてしまう事故もあります。

維持費問題については、管理を委託する事になりますので、メンテナンス費用や契約時の手続きなど費用が発生します。十分に採算が取れるのであれば問題はありませんが、メリットにもデメリットにもなるので注意が必要です。メンテンナンスを怠ると事故や故障の原因になりますので、決して避けては通れないコストとして考える事になります。

機械式立体駐車場はメリットも大きい


マンションに駐車場を備えるのであれば、その分だけ土地面積は必要になります。平置きの駐車場スペースを備えることが可能な広い敷地を持つマンションなら平置きの方が良いでしょう。しかし限られた土地を有効に活用して狭い駐車スペースで多くの自動車を駐車できるのが機械式立体駐車場です。事故や故障の可能性があり、メンテナンスなどの維持費が必要にはなるものの、導入する価値は十分にあります。
但し、住民の高齢化により駐車場を手放す人が増えてきているのも実態です。将来、そのような事態になった場合の対策を早い時点で考えておく必要があります。