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杉田 直樹

ヴァイオリン売買のコンサルタント

杉田 直樹 すぎた なおき

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事例・コラム

2022/03/16 00:00

音楽の力で被災地へメッセージを送るキッズヴァイオリニスト

3月12日 岐阜市のカーザップラウジホールで開催の「垣内響太 ヴァイオリンリサイタル」を、弊社へこの春新卒入社する大学生二人を連れて聴きに参りました。

本コンサートは18歳のヴァイオリニスト、垣内響太さんが、東北の被災地に向けて「復興への祈りのバッハ」というテーマでプログラムを組んだコンサートです。 垣内さんは2歳半からヴァイオリンを始め、幼少期より数多くの国内外のコンサート、コンクール等に出演し実績を築いてきました。2012年に「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ」(SKO)に9歳で最年少ヴァイオリニストとして入団。2013年に10歳で単身渡英し、イギリスの名門校: メニューイン音楽院 (YMS)にイギリス政府奨学生として留学し、当時“若者の挑戦”ということで多くのメディアに取り上げられました。
2018年4月にはスイス、ジュネーブで開催された「2018メニューイン国際コンクール」にヤングコンテスタントとして出場。さらに2019年3月、ベルギー、ブリュッセルで開催された「A.グリュミオ国際ヴァイオリンコンクール2019」で優勝(2位なし)するなど華々しい経歴です。
2021年にメニューイン音楽院を卒業し、秋からドイツ、ベルリン芸術大学に進学、現在に至っています。今月には最後の参加となる東北被災地を訪問する「SKO」のツアーコンサートを控えています。

コンサートは、トークをを混じえながらの楽しいものでした。J.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番 BWV1005」のフーガはその長さゆえ、演奏が大変だと吐露。「頑張って弾きます」と微笑んで会場を和ませていました。
本曲の演奏終了と同時に会場は大きな拍手に包まれ、垣内さんも深く息を吸ってリラックスした表情を見せていました。

さて、今回のSKO東北ツアーではコンサートマスターを務めると共に、佐渡裕監督指揮のもとソリストという大役を務めます。コンサートでも東北の方々の心に響く演奏をしたいと語り、終了後の弊社スタッフによるインタビューでも被災地への真摯な想いが感じられました。なお、本日のリサイタル収益金は復興に向けての義援金として、SKOの東北ツアーでお世話になった旅館に感謝の気持ちを込めて手渡しされるとのことです。

キッズから真のヴァイオリニストへ。垣内響太さんの挑戦が新たに始まります。