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水谷 秀和

産業カウンセラー・傾聴アドバイザー

水谷 秀和 みずたに ひでかず

一般社団法人 日本産業カウンセラー協会 中部支部

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事例・コラム

2023/04/20 00:00

従業員が自主的に働くための仕組み

#仕事を主体的に行うための仕組みとして注目
会社での仕事といえば、毎日決められた作業をこなすといったイメージが強くなりがちですが、そのような労働環境下であっても、主体的に仕事に取り組んでいる人たちが、数多くいます。こういった人たちを生み出すための一つの仕組みとして、「ジョブ・クラフティング」と呼ばれるキーワードが注目されています。仕事に対するやりがいを見つけ出すため、毎日の仕事に対する取り組み方、向き合い方を見つめ直す手段が、「ジョブ・クラフティング」です。

#ジョブ・クラフティングを構成する3つの要素とそれらの目的
「ジョブ・クラフティング」は、仕事への取り組み方に関係する、3つの要素で構成されている点が、大きな特徴です。一つ目は与えられている仕事を単純な作業と捉えず、仕事を効率良く行うために創意工夫しながら、仕事への取り組み方を変える方法です。二つ目は今行っている仕事を、「何のために」、「どのように役立つのか」という形で問い直し、仕事に対するやりがいを見つけるための再定義も必要です。
そして、三つ目として一緒に仕事をしている、自分以外の人たちとの人間関係を良いものにし、仕事をしやすい環境を作り出す点も、重要な要素の一つとなります。

#「働きがい」を生み出す手段としてのジョブ・クラフティング
上司から与えられた仕事に対して、主体的かつ積極的に取り組むために欠かせない「働きがい」に関しては、従業員自身で作り出す必要があります。こうした「働きがい」を生み出すための方法として、「ジョブ・クラフティング」が重要な役割を果たすのです。

#仕事へのモチベーションを上げるための手段
「ジョブ・クラフティング」は、与えられた仕事に対して、従業員が積極的に取り組んでいくための仕組みです。この仕組みを推進する上で傾聴する力も大切となっていきます。仕事に対する取り組み方及びやりがい、そして人間関係にまで影響するものですが、いずれも、仕事に対するモチベーションに直結します。仕事に対する考え方を見つめ直しつつ、仕事へのモチベーションを上げるための手段として、高い効果をもたらします。