倉田　あかね くらた　あかね

●夏は虫がいっぱい
いよいよ夏本番ですね！人間は酷暑で少々疲れ気味かもしれませんが、虫たちは一番元気に活動する季節です。セミやカブトムシ、トンボなど子どもたちにも人気の虫もいれば、蚊やハチなど、ちょっと嫌われ者な虫たちもこの時期に活発に活動しています。
毛虫も身近に存在する厄介な虫の一つですね。地域や季節によってさまざまですがイチモンジセセリやオオヒラタアカマダラのように体毛が密集した毛虫やガの幼虫、モンシロチョウの幼虫などが代表的な毛虫です。木の下にいたら上から落ちてきたり、洗濯物に張り付いてきたりして刺された経験のある方も多いのではないでしょうか。
●毛虫に刺されたら？
まずは毛虫の毛を取り除くことが大事です。毛虫の毛がまだ皮膚に残っている場合は粘着テープなどで取り除いてください。そしてすぐに洗浄し清潔に保つよう心掛けてください。抗ヒスタミン薬を塗ってかゆみや炎症を緩和するのもいいですね。
●虫刺されにお灸が有効！
虫刺されに対する治療法のひとつとして覚えておいてください。
火傷などに使う漢方薬の軟膏剤で「紫雲膏」をお灸と一緒に使います。毛虫に刺された患部にまずは紫雲膏を付けてから直接その上に米粒大のもぐさを乗せてお灸をします。チクッとした熱感が痒みをスーッと取り除いてくれますよ。蚊に刺された時のしつこいかゆみにもよく効きますので、一度試してみてください！