倉田　あかね くらた　あかね

みなさん、胃の調子はいかがですか？

◆胃の働きは自律神経によって調整されている
疲れやストレスが重なると、動きが悪くなったり、胃酸が出すぎたりしてしまうことがあり、膨満感や突然の胃の痛みが出てしまうことがあります。胃腸を正常に動かすためには、自律神経の中の副交感神経が働いていなければいけません。

◆胃の調子を整えるためのツボ『胃の六つ灸（いのむつきゅう）』をご紹介
胃の六つ灸とは、背中にあるツボです。膈兪（かくゆ：肩甲骨の下側の線を結んだ高さにある）・肝兪（かんゆ：膈兪と脾兪の中間の高さにある）・脾兪（ひゆ：肩甲骨の下端と骨盤の骨を対角線に結んで交わる高さにある）という３つのツボの総称で、それぞれ背骨から指1本半分左右にずれたところにあります（３×左右＝６つ）。この６か所にお灸をすることで、胃の症状に著効があることから、「胃の六つ灸」と呼ばれています。ちょうど、胃の後ろにありますのでその辺りを温めることでも効果が得られます。

◆『胃の六つ灸』の効果は？
交感神経の活動を落ち着かせ、リラックスの神経である副交感神経の活動を高めることが期待されます。消化不良、胃の不快感、食欲不振、膨満感、吐き気などのほか、疲労や睡眠不足にも効果があるとされています。

私も先日、胃の痛みが突然起こったのですが、胃の六つ灸をしたところ一発で痛みが引きました。終わった後のじんわりほんわり感がたまりません。
やっぱり、お灸は気持ちいい！