• 教育
  • スクール・趣味
の専門家

山下高博

クラシックギターの専門家

山下高博 やました たかひろ

ミューズ音楽館

お問い合わせ
ミューズ音楽館
052-910-6700

対応エリア

  • 名古屋
  • 教育
  • スクール・趣味

事例・コラム

2024/06/20 16:06

ギターの選び方

【ギター選びのコツ】
1)弾き易い楽器選び!
音がしっかり出て、弦高も適正な楽器を選びましょう。鳴らし易く弾き易い事が基本です。表材が松か杉かは弾く人の音の好みで決めて頂けば結構です。一般的には10~15万円クラスまでは杉材が多いです。杉の方が松に比べ柔らかいために鳴る楽器を作り易いからです。弦高は低い方が弾き易いですが、標準的には12フレットに於ける6弦側で4.0ミリ、1弦側で3.5ミリです。(フレット上面から弦下までの距離)弾き方のコントロールが出来る様になると6弦側3.5ミリ、1弦側3.0ミリでも大丈夫です。
2)音が出し易く、歌い易い楽器選び!
人にはそれぞれ出したい音やこう歌いたいというイメージがあります。その音が出し易い、自分が歌い易い楽器がその人にとっては良い楽器といえます。つまり気持ちよく弾ける楽器です。
3)自分の体に合った楽器選び!
手や身体の大きさで弦長とボディサイズを選ぶことが大事です。ショートスケールは鳴らないのではと言う方がいますが、今では製作技術も進歩してショートスケールも標準サイズと比べて遜色ありません。またショートスケールによる弾き易さのメリットもあります。
(1)左手の指のツッパリが消えて動きが楽に!
例えばG7のコードを押さえた時の写真で比較してみましょう。1の指で1弦1Fを押さえ3の指で6弦3Fを押さえます。650ミリと630ミリではナット幅で2ミリ、更に1F~3Fの距離で2ミリ違います、1の指のツッパリにはっきりした違いが出ています。この指のツッパリがなくなることで動きがとても楽になります。更にセーハがし易くなり届かなかった押さえが届き易くなります。
(2)ボディサイズの違いによる姿勢への影響
またボディの大きさもギターを構える姿勢に大きな影響があります。ボディサイズは製作家やメーカーによって多少違いがありますが、通常630ミリ以下のギターはボディもやや小ぶりになります。写真のように、ギターのボディを両足の間に落としこめずギターの角度が浅く、ヘッドが低く、遠くなっている方がいます。この場合、左腕が伸びて左手首に負担が掛かっています。また、左肩が下がり右肩が上がっています。この問題は630ミリや610ミリなど小ぶりなギターで解決しやすくなります。
とにかく弾き易く、気持ちいい楽器に出会うことが大切です。

最近投稿した事例・コラムを見る