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杉田 直樹

ヴァイオリン売買のコンサルタント

杉田 直樹 すぎた なおき

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事例・コラム

2024/05/09 00:00

世界最大のクラシック音楽祭ラ・フォル・ジュルネに参加して

世界最大のクラシック音楽祭ラ・フォル・ジュルネTOKYO2024が、5月3日~5日の3日間、東京国際フォーラムにて開催されました.https://www.lfj.jp/lfj_2024/ 私たちはこちらに栄誉ある出展を賜りました。ブースでは楽器の展示とミニコンサートを開催いたしました。演奏者情報はこちら https://virtuoso.co.jp/archives/14664
初日は開場とともに徐々に人々が増え、気付いた時にはヴァイオリンを触りたい、音を感じてみたい方々で列が形成されていました。初めてヴァイオリンを見る小さなお子様や大人の方、本格ユーザーの方に本場イタリアの楽器の音色を楽しんでいただきました。初めての方には楽器の持ち方や音の出し方についてスタッフがお手伝いをさせていただきました。
今回は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのいずれもイタリアの楽器30挺、楽弓についてはフランス製を主とした20本ほどで、いずれも価値ある名器、名弓を大々的に展示しました。これだけの数とクオリティが一堂に集まり、来場者の方々に大変な興味を持っていただけたようです。
ミニコンサートにも多くの聴衆が集まりました。
1日目は、杉藤万純さんによる演奏。「愛の挨拶」や「チャルダッシュ」などの名曲を弾いていただきました。杉藤さんは杉藤楽弓社の後継者でもあり、名古屋で明治期に興った日本最初の弓製作工房であるSUGITO BOWの作品群を実際に使用して音響の違いを披露していただきました。
2日目は、名古屋出身で桐朋学園大学2年生の兼子竜太朗さん。表情豊かな音色、超絶技巧は19歳とは思えない貫禄で、これから益々楽しみでならない存在です。最後は葉加瀬太郎さんばりのパフォーマンスの「情熱大陸」で会場は最高潮に達しました。
最終日に登場は伊藤澄香さん。ヴァイオリン演奏活動と勉学を両立する大学1年生。愛知県出身の逸材で、超絶技巧を凝らしたエルンストの「夏の名残の薔薇」、クライスラーの「レチタティーヴォとスケルツォ」で会場のお客様の心をぐっと惹きつけてくださいました。
ラ・フォル・ジュルネTOKYO2024 は、20万人の人出となったまさに世界最大級のクラシック音楽イベントでした。音楽ファンのために何を提供できるか、それを考えていくのが私たちの使命です。 (バイオリンの専門家 杉田直樹)