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福田 久稔

ICT・教育コンサルタント

福田 久稔 ふくた ひさとし

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事例・コラム

2025/02/14 10:19

約束を守らない子どもへの対応方法の一考察

最初に「子育てには全ての子どもに共通するこたえはない」ということをお断りしておきます。

その上で、この前に相談を受けた事例を紹介します。

相談は「子どもが夜はスマホを使わない約束を破って布団の中で使っていたんです。どうしたら良いでしょう?」でした。
伺うと、「約束を破ったら、スマホ使用禁止1週間」となっているそうです。

それを聞いて、「それなら、罰則を止めては?」と提案しました。
相談した方は、今のみなさんと同じように「え?何言ってんの」という反応。
罰則があるから、バレたら困る、だから布団に隠れてスマホを触るんですよね。
スマホを布団に隠れて行うのは目にも良くない。だから、それをまず止めさせないとならないですよね。
見つかったら罰則だ。隠れてやろう。と言う心理になるものです。

そこで、半信半疑のまま、相談した方は、まず、「今までのルールだったら、取り上げだけど、
今回は、一日1時間だけ使って良い。また、家族の前だけで触りなさい。それが1週間できたら、2時間にします。」
という約束をお子さんと行いました。

お子さんは、見事約束を守って、次のステップに移りました。

罰則は破ることを前提にしている訳です。しかし、罰則を設けないことは信頼している、破らないことが前提です。

今回はうまく行きました。それはお子さんを私はよく知っていたからです。
ですので、全てのお子さんでうまく行くとは限りませんが、
うまく行かないときこそ、発想を転換するのは、子育ても同じです。