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神原 清仁

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神原 清仁 こうはら きよひと

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事例・コラム

2022/11/14 00:00

「知らないと損する福利厚生保険=ハーフタックス」 (前編)

今日は、経営者の皆さんと、従業員の皆さん、どちらにも確認していただきたい保険のお話をします。

今から3年ほど前、私のお客様で、3億円もの保険金を保険料の支払い無し、かつ、無税で受け取った方がいました。
保険料も支払わずに3億円が自分の口座に振り込まれる、そんなことがあると思いますか?なんだか詐欺みたいな話ですね。でも保険をうまく使うとあるのです。

その保険は「福利厚生保険」と言います。よく「ハーフタックスプラン」とも呼ばれています。これはどんな保険かと言いますと
・契約者=法人
・被保険者=経営者・従業員(全員加入)
・満期保険受取人=法人
・死亡保険金受取=経営者・従業員の遺族
・高度障害保険金受取人=経営者・従業員(非課税)
という構成の養老保険です。(定期保険・養老保険・終身保険の違いなどは前回コラム
知ってお得⇒法人生命保険の秘伝(法人契約)の1をご参照ください)

会社が経営者や従業員の方に何かあって、重い障害が残った状態(これを高度障害状態といいます)や亡くなってしまうようなことがあった場合、高度障害保険金はその経営者や従業員の方に、死亡保険金はその相続人に支払われます。

無事、何事もなく満期を迎えても養老保険ですから満期保険金が出ます。この満期保険金は法人が受け取ります。

冒頭でお話をしたお客様は、まさにこの「福利厚生保険」を採用していた会社の社長でいらっしゃいました。残念ながら、ご病気によって失明してしまい、ご不便な生活を送られることになったのですが、これは高度障害にあたるので、保険金は会社ではなく、重い障害が残ったご本人である社長がお受け取りになりました。
本人は保険料を一切払っていないのに、です。

また、これらの障害に対して支払われる保険金は非課税(無税)ですので、税金は引かれません。

まるっと3億円、これからの生活に備えて使うことができます。

では、なんで会社では、そんな親切な保険に入ってくれていたのでしょうか?
経営者や従業員が大切だから、というのはもちろんでしょうけれども、実は会社にとっても有利だからです。(後編に続く)