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倉田 あかね

はりときゅうの伝道師

倉田 あかね くらた あかね

ひよこ鍼灸サロン・たまご鍼灸サロン

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事例・コラム

2023/07/14 09:46

痛風にお灸を!

●「痛風」とは?
それは誰もが一度はその名を聞いたことのある、メジャーな病気です。とにかく痛くて仕方がない、それこそ「風が吹いても痛い」といわれるこの病。国民生活基礎調査によると、患者数は全国で125万人を超えている(2019年)とされています。このコラムを読んでいる方の中やその知人の中にも、既に患ったことがある人や予備軍の方が多くいるのではないでしょうか?

●「痛風」はなぜ起こる?
体内から排泄しきれなかった尿酸が結晶化し、蓄積することで起きる疾患です。尿酸は体内のプリン体の代謝産物で、通常は腎臓を通じて尿として排出されます。しかしプリン体の多い食物を過剰に摂取したり、尿酸の生成や排出に障害があったりすると、血液中に溶けきれなくなった尿酸が結晶化して関節などに蓄積し、激しい痛みや腫れといった症状が出現するという仕組みとなっています。

●「痛風」の救世主、お灸!
ひとたび痛風発作が出てしまうと何をしていても痛いのですが、お灸が少しは役に立てるかもしれません。お灸には血流を改善する効果があり、血行を促進、血液循環を改善することにより、炎症の緩和に効果を発揮します。また、神経の興奮を抑制する効果もあり、痛みを和らげる効果も期待できます。温かいお灸よりは、少し熱めのお灸のほうが効果的です。

●「痛風」の予防策は?
発作が出てしまってから動くより、そもそも発作を引き起こさないことが重要です。そのためには適切な食事や減量、そして薬物療法によりに尿酸値を適正値にコントロールしていく必要があります。尿酸の素になるプリン体の多い食物は、ウニやイクラ、エビやイワシなどの鮮魚、ビール、レバーや白子など美味しいものばかりで泣けてきます。スッパリやめる必要はありませんが、食べ過ぎ、飲み過ぎを避け、適度な運動をしてストレスを減らして、健康な生活を送るようにしたいものですね。

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