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事例・コラム

2024/07/10 09:37

入門者にオススメのギターは

これからギターを始める方はどんなギターを買えばよいか迷いますよね。その疑問に2つの観点からお答え致します。
1)その人の体格に合ったサイズのギターを選ぶ
お子さんの場合は弦長480~580mmまでの間で体格に合ったサイズを選びます。大雑把に幼稚園児(4歳~6歳)は480mm、小学低~中学年は520~530mm、小学中~高学年には580~610mmを目安にしてください。お子さんの場合は成長も速いので少し大きめのサイズにすると長く使えるでしょう。大人の場合は手の大きさや指の広がり具合で610、630、650mmとサイズを確かめると良いでしょう。一つの目安として写真の様に人差し指と小指を目一杯広げてその距離が15cm程度の方は630mmをお勧めします。650mmで各指がフレットに届かない場合は630mm、630mmでも届かない人は更に短い弦長にするといいでしょう。無理なサイズだと上達に影響しますのでお気を付けください。ただし、これは手の大きさや柔軟性により指が届くかどうかの問題だけですので、体の大きさと楽器のボディの大きさによる姿勢への影響は別の問題です。
2)充分な品質・性能を有したギター選び
簡単に言うと「十分な音量があり弾き易くそして故障しにくい楽器」という事です。故障しにくい楽器とはどんな楽器?と疑問符が付きますよね。これは例えば2~3万円前後の低価格帯の量産品は低価格材で十分に乾燥できていないものが使われがちです。すると温度湿度の変化で材が変形しやすく、表板が割れたりネックが反ったりする可能性が高くなります。また、材が振動しにくいため鳴りも悪くなり、弾きにくくなります。
では、いくらくらいの楽器を買えばいいの?
大人の楽器の場合、現時点では6~8万円くらいでしょうか。
これはクラシックギター専門店のお勧めする最低価格となります。しかし、中学生くらいのお子さんが「ギターをやりたい」と言う時に親御さんからすれば7~8万円は高く感じますよね。そんな時には3~4万円の楽器をご紹介しています。子供用の弦長480mmは2万円、520~580mmは3~4.5万円の選択肢しかありません。
もし、友人にギターに詳しい人がいらっしゃれば是非一緒に楽器を選んでもらってください。一番良いのは信頼のおける専門店に行くことです。きっと後悔のない楽器選びが出来ますよ。

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