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重永 響太

保険を売らない資産運用のプロ

重永 響太 しげなが きょうた

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事例・コラム

2025/03/04 15:51

資産運用に踏み切れない日本人「損失回避の法則」とは?

損失回避の法則とは?
心理学者ダニエル・カーネマンが提唱した「プロスペクト理論」によると、人間は「利益の喜び」よりも「損失の苦痛」を強く感じる傾向があります。
具体的には、1万円の利益を得た喜びよりも、1万円を失う悲しみのほうが約2倍大きいとされています。
有名なプロスペクト理論の例を紹介します。

A:100%の確率で1万円をもらえる
B:50%の確率で2万円もらえるが、50%の確率で0円

多くの人は「確実にもらえるA」を選びます。
期待値はAもB同じ「1万円」なのにAを選ぶ人の方が多いのです。

しかし、逆の状況ではどうでしょう?

C:100%の確率で1万円失う
D:50%の確率で2万円失うが、50%の確率で0円

この場合、多くの人は「リスクを取ってでも損失を回避しよう」と考え、Dを選びがちです。
これは「得よりも損を避けたい」という人間の本能によるものです。


日本では「投資=ギャンブル」と考える人が多いでしょう。
これは仕方ないことです。。

日本人は、長く続いたデフレ経済によって「借金をしないで貯金が正しい」という時代を約30年も生きてきました。
たしかにデフレ時代はこれが正解でしたが、今は違います。

インフレ経済において貯金することは、イコール貯金の実質的価値が減っていくということです。
損失を回避するならば、普通は貯金という選択はしないハズですが、コロナ以降加速し続けているインフレの渦中でも貯金という選択で資産を目減りさせている人ばかりです。
理由は、デフレマインドのままだから。
インフレですと現預金の価値が目減りするということを知らないのです。
「損失を回避するために資産運用をすべき」ということです。

「損をしたくないから投資しない」ではなく、「損をしないために資産運用をする」という視点を持ちましょう。

投資素人が何かを始めようとすると、高確率で詐欺に引っ掛かります。
理由は知識がないから。運用利回りの相場を知らないから甘い言葉に騙されてしまうのです。

必ず第三者であり、資産運用で成功している立場の人間に相談してください。