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我が家の教育資金は大丈夫? 無駄なお金をなくし、大学進学に備える方法を教えます!

2018/04/02

4月といえば入学シーズン。お子さんの就学準備で予想以上の出費が・・・なんて方も多かったのではないでしょうか。子どもの教育資金は、住宅資金や老後資金と並んで「人生の3大支出」に数えられます。一般論として「子ども一人あたり1000万円」の教育費がかかると言われ、まだ子どもが小さいうちからきちんと準備しておくことが肝心です。ただ、コツコツお金を貯めるのはどうも苦手という方も多いはず。そこで今回は、ファイナンシャルプランナーの山北淳一さんに「教育資金をしっかり貯めるコツ」をお聞きしました。どうやらポイントは「普段の生活習慣の見直し」にありそうです。

山北 淳一

暮らしと住まいのトータルアドバイザー

山北 淳一

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家計簿を付けなくても大丈夫。まず使途不明金が何に使われているのかを確認しよう。

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教育資金を貯めるために大事なのは、家計の中で無駄になるお金を作らないことです。まずは「使途不明金」の内容をきちんと精査すること。そして、要らないものを削るところから始めましょう。使途不明金とは、収入から支出と貯金額を差し引いたものです。「収入-支出-貯金額=使途不明金」となります。まずは、この使途不明金がどんなものに使われているのかを確認してください。

この時、頑張って家計簿を付けようとする方がいますが、その必要はありません。毎月の貯金額が確保できればいいわけで、負担が大きい家計簿を無理に付けなくても大丈夫です。詳細な家計簿を付けるよりも、3年くらいのスパンで生活費をざっくりと見直し、いくら貯金するのが適正なのかを見極めることが大事。一般的に貯金額は「収入の15~20%程度が目安」とする専門家もいるようですが、家庭によって状況は異なりますし、一概にこれが正解だとは言い切れません。そもそも、きちんと目標を設定し、無駄なお金を使わないようすることが大切であり、「これだけは絶対に貯金すべき」ということはないのです。

無駄遣いを減らすポイントは「外食費」。回数制限などのルールを家族で共有しよう!

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では、具体的にどんな無駄使いを減らしていけばいいのでしょうか。普段の生活の中で注目したいのが、「外食費」です。「知らず知らずのうちに、月に何度も外食に出かけていた」という経験をお持ちの方は、結構多いのではないでしょうか。また、お子さんがいるご家庭の場合、子どもの服を買いすぎてしまったというのもよくある話だと思います。

こうした無駄遣いをなくすためのポイントは、家族で目標を持って貯金をしていく習慣を身に付けることです。外食も「月に○回まで」といった回数制限を設けるようにします。節約のためのルールを決めて、家族で共有することが無駄遣いを減らす秘訣です。

奨学金という大きな借金を背負わせないように、無駄遣いをなくしてコツコツ貯金を!

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子どもが中学・高校に進学する頃になると、教育資金がトータルでどれだけ必要なのかがある程度見通せるようになります。

大学進学を考えているお子さんの場合、どうしてもお金がかかります。大学進学となれば、入学金や授業料に加え、家賃や光熱費なども考慮しないといけません。また、進学塾に通うための学費もかなりの金額になります。ただ、子どもが小さい頃から無駄なお金を使わずにコツコツと貯めておけば、決して慌てることはありません。

最近では、大学生の10人に6人が奨学金を利用していると言われます。確かに、奨学金を使えば当面の学費の支払いは楽になります。ですが、給付型ではなく貸与型の奨学金の場合、社会人になってから返済をしていかなければならず、なかには数百万円という多額の借金を抱え、マイナスから社会人としての第一歩を踏み出す方もいます。こうした状況を避けるためにも、無駄遣いをなくし、コツコツと貯金をしていくことが大事なのです。

メリットに欠ける学資保険だが、無駄遣いをしてしまいがちな人にはおすすめ!

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教育資金を貯める手段といえば、以前は「学資保険」が定番でした。
毎月、口座から引き落としで積み立てる感覚で教育資金を確保できることと、預貯金より費消しにくいところがメリットでしょう。
ただし、低金利の今は、満期金が支払い保険料総額を下回るものも多いのが現状です。中には、銀行預金よりも有利なものもありますが、途中解約すれば解約返戻金は支払い保険料を下回ることになりがちです。
あくまでも貯金の一部で確実に満期まで据え置ける範囲で加入をご検討ください。

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