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稲垣 真紀子

未来をはぐくむ子育て教育セミナー講師

稲垣 真紀子 いながき まきこ

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事例・コラム

2020/02/06 16:29

「もう1度アンガーマネジメント教室に行きたい」と言った小学生

アンガーマネジメントには、キッズ向けの講座があります。
ワークブックを使って、楽しく遊びながら自分の感情に気づき、上手に伝える方法を学ぶものです。


2年前、このアンガーマネジメントキッズ講座に参加してくれた男の子が高学年になり、友達関係で悩み出てきたそうで、久しぶりにお母さまから連絡をいただきました。
「学校で怒りが抑えられなくなりそうで心配。もう1度あの教室に行きたい」とお子さんが自ら希望したそうです。

前回やったアンガーマネジメントキッズワークの復習から始めて、ひとつひとつ、丁寧に取り組みました。
・怒るときのルール
・怒るときには裏側にどんな気持ちがある?
・怒りたくなった時に落ち着く方法は?
・気持ちを伝えるときにはどんな言葉で伝える?
・困ったときには誰にどうやって伝える?
これらを自分で考え、言葉を探しながら言語化していきます。

怒りは自分の大事な気持ちのひとつ。
感情をぶつけるのではなく上手に伝える(表現する)方法を、自分で見つけながら学んでいきました。

アンガーマネジメントは、怒りを無理に我慢したり、怒らないことをめざすのではありません。
怒る理由があると思うことは怒ってもいい。
大切なのは、自分の本当の気持ちに気づき、適切に表現できるようになること。
怒る時のルールを守って、人を傷つけず、自分を傷つけず、モノを壊さずに上手に怒れるようになることを目指しています。
怒りと上手に向き合えるようになることは、自尊心を育み、友達・家族を大切に思い、健全な対人関係を築ける力になります。

講座を終えた男の子は、「明日からまたやってみる!」とすっきりした表情で帰っていきました。

1週間がたち、お母さまから嬉しい連絡をいただきました。
息子さんはだいぶ穏やかになり、言葉やお友達との関わり方が変わってきた、とのこと。
学校にも行きたくない、と言っていたこともあったけど、クラスが好きと思えるようになってきて、気持ちがずいぶん楽になってきた、と話してくれたのだそうです。

アンガーマネジメントを伝え続けていて本当によかった、と思った出来事でした。