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稲垣 真紀子

未来をはぐくむ子育て教育セミナー講師

稲垣 真紀子 いながき まきこ

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事例・コラム

2020/08/05 16:40

思春期の子どもとの距離感

思春期に入ると口数も減って、なかなか普段の様子がわからない、ということを心配されるお母さんが増えてきます。(うちの子どももまさにそんな感じでした。)

話さないだけならまだしも、態度が悪い、言葉がきつい、当たられてつらい・・・

そんな声も聞こえてきます。

思春期は誰でも通る道。多かれ少なかれ、子どももつらい葛藤の中にいます。

急激な体と心の変化に子ども自身も戸惑っている場合が多いです。

あのかわいかった子が何で。あんな風に変わっちゃって。と思うと悲しくなります。」そうおっしゃるお母さんもみえました。

変わったのは「ホルモン」のせい。「ホルモンとは戦わない」そう決めてしまうと楽です。

イライラ当たるお子さんを見たら「大変だね~がんばれ、がんばれ」と遠くから応援するくらいの気持ちで。

そんな態度をとっていても困ったときには助けて欲しい、というのが子どもの本心。都合のいいときだけ・・と思う気持ちも無理はありませんが、そこは大人の懐の大きさで。

そして、この頃の子どもは、親の言うことには素直になれなくても親以外の大人の言うことには耳を傾けたりします。

親以外の信頼できる大人との出会いがその後の人生に大きく影響することも。

人生の師となるような素敵な大人との出会いの機会をたくさん作ってあげられるといいですね。

この時期、親は少し遠くから応援。思春期の子どもとの距離は

「来る者は拒まず」

「去る者は追わず」

それくらいの距離感がお互いにとってちょうどいいです。