大森　英則 おおもり　ひでのり

今回は、来月に迎える防災の日にちなんだご案内をご紹介させて頂ければと思います。
ご存知のとおり防災の日は9月1日で、幼少の頃より防災訓練の日として記憶されているのではないでしょうか。
この防災の日は１９２３年９月１日におきた関東大震災にちなんで１９６０年に制定されました。例年８月から９月付近は台風の襲来が多いとされ、「災害への備えを怠らないように」との戒めもこめられてます。
今回は知っているようであまり知られていない火災保険についてご案内させていただきます。
持ち家の方も賃貸の方も必ず加入されているのが火災・家財保険になります。
言葉が似ていますが、このような違いがあります。
火災保険・・・・建物
家財保険・・・・家電やその他持ち物
持ち家の方は戸建、マンション問わず両方加入でき、賃貸の方は家財のみになります。
またどちらの保険にも地震保険が追加で加入できます
※地震保険は原則単独加入できません、また一般的には保険金額の半分までの加入になります。
ここで問題です。保険で給付されるものはどれでしょうか？
□ １.台風で雨樋（あまどい）が壊れた。
□ ２.知らない方の車が自宅の塀にぶつかり、逃げられた。
□ ３.盗難に入られそうになり、ガラスは割られたが自宅内には侵入されなかった。
□ ４.掃除の途中、誤ってテレビを倒して画面を破損させた。
□ ５.部屋の模様替えの途中に壁紙を破いてしまった。


答えは保険の加入内容にもよりますが全て火災・家財保険の保障範囲になります。

火災・家財保険には
火災・爆発・破裂　　　　　　　　　　水ぬれ（雨漏りとは違います）
落雷　　　　　　　　　　　　　　　　水災（床上浸水など）
風災・雪災・雹（ひょう）災　　　　　盗難
建物外部からの落下・衝突　　　　　　不測かつ突発的な事故
大まかにこの８つの保障があります。

そしてどの保障が一番給付されているかと言いますと
風災・雪災・雹（ひょう）災　　全体の３１．５％と多いです。（台風の影響が大きいです）
ちなみに火災での給付は　　　　全体の４．６％です
ですから火災保険といっても火災の時以外の給付が多くを占めます。
※某保険会社給付データより

この機会に一度内容のご確認をされてはいかがでしょうか？