農地を商用地に変更した場合の固定資産税額はどれほど上がるのか?
投稿日時:2024/10/17 15:03回答1件
農地を商用地(宅地や商業用地など)に変更すると、固定資産税は大幅に上がる可能性があります。
理由は、農地は税制上の優遇措置があり、固定資産税の評価額が低く設定されているためです。
「固定資産税の計算方法」
固定資産税は、土地の評価額に対して1.4%(自治体によって異なる場合あり)が課されますが、土地の評価額は用途によって大きく異なります。
1.農地の場合: 税制上の優遇措置により、評価額が非常に低いことが多いです。そのため、税額も比較的低く抑えられます。
2.商用地に変更した場合: 商用地の評価額は、農地よりもはるかに高くなります。評価額が上がることで、固定資産税も比例して増加します。例えば、土地の評価額が農地の10倍になった場合、固定資産税もおおよそ10倍に増加する可能性があります。
※注意点
•課税標準の特例: 商業用地に変更しても、固定資産税の負担を急激に増加させないために、段階的に増額される「負担調整措置」が適用される場合があります。これは土地の評価額が急激に上がった場合でも、固定資産税額が一気に上昇しないようにする制度です。
•都市計画税: 商業地では、都市計画区域内の場合、固定資産税に加えて「都市計画税」も課されることが多いです。これも1.4%程度が一般的です。
具体的な税額を確認するには、市区町村の税務担当部署に問い合わせると、詳細な評価額や税率についての情報を得られます。
投稿日時:2024/10/21 09:57