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吉田 篤

NISA・資産運用のアドバイス

吉田 篤 よしだ あつし

シグマ株式会社 金融商品仲介業者  東海財務局長(金仲)第152号

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事例・コラム

2024/07/23 10:20

資産運用はだれでも成功できる!?(1)

投資・資産運用は難しいもの?

投資や資産運用は、「難しい」「失敗しそう」というイメージがありますね。実際に、なかなかうまくいかずに途中でやめてしまう人が多いのも事実です。では、本当に投資は難しいものなのでしょうか?
証券投資をする際の選択肢として、投資先はいくつかあります。株式や債券、REIT(不動産の投資法人)、また地域では先進国、新興国などに分けられます。そのほとんどは、長期的には上昇を続けており、下落の時期の方が少ないと言えます。実際に私たちがお金を投じる投資信託についても、長期的に考えればマイナスになる可能性が低いと言われています。そこで、長期運用実績のある投信について調査をしてみました。

ウエルスアドバイザー社のデータによると、20年以上の運用実績がある投信は330本(純資産20億円以上、アクティブファンド、2024年6月末現在)。そのうち運用開始以来で現状がマイナスになっているものはわずか3本です。つまり、全体の1%程度はマイナスになっているものの、残りの99%の投資信託はプラスのリターンが得られたということになります。ちなみに、損失になった3本の内訳は、レバレッジ型、テーマ型、ヘッジ付き債券型でした。
この結果からも、どの投信を選んでも、途中でやめなければ「失敗しにくかった」ということです。(ただし、このデータには、信託期間が終了したものや純資産が少なくなり償還されてしまった投信などは含まれていないので、「投信ならなんでもいい」と言うわけではありません。)

長期運用のパフォーマンス実績

これらの投信の中で最も運用パフォーマンスが高かったのは、ある欧州株式ファンドでした。28年間の運用で15倍以上のリターン(年率50.04%!)をたたき出しています。数ある中からこの投信をピンポイントで選ぶことは難しかったかもしれません。
しかし、それ以外の投信も、全体の8割近く(258本)の投資信託が2倍以上のリターンをだしていました。
もちろん、最近の株高・円安がパフォーマンスを押し上げているのは事実だと思います。それでも、「概ねどれを選んでいても損することはなく、8割近い確率で資産が2倍になった」のです。このような結果から、投資は決して難しいものではないと言えるのではないでしょうか。
(2)へつづく