• 住宅・不動産
  • 暮らし
の専門家

阿部 一雄

車いす建築士によるバリアフリー提案!

阿部 一雄 あべ かずお

阿部建設株式会社

お問い合わせ
阿部建設株式会社
052-911-6311

対応エリア

  • 名古屋
  • 住宅・不動産
  • 暮らし

事例・コラム

2025/06/30 09:46

建築士会が開催!大森ウッドタウン見学会

皆さん「建築士会」という団体をご存知でしょうか?
「建築士会」とは、建築士の資格を持つ方々によって発足された全国規模の組織で、建築を通じて地域への貢献や会員相互の親睦を深めることを目的としています。各県に地域ごとの「建築士会」を構え、それぞれが意欲的に活動を行い、年に1度持ち回りで全国大会も開催しています。

さて、私が所属する愛知建築士会には、21の支部と各委員会があります。現在は名古屋名東支部に所属し、総務委員会でホームページの更新などを担当しています。運営は基本的にはボランティアです。実際に、建築士会には設計職だけでなくさまざまな職種の方がいるので、普段の業務だけでは出合うことのない人たちとの繋がりや、情報・知識の広がりを感じることも多々あります。

そんな活動のなかで、「大森ウッドタウンにある手しごとの家、renoBASE(リノベース)をぜひ見学したい!」と言う意見があがり、設計をしていただいた建築家の泉幸甫先生をお招きして、講演会&見学会を開催しました。

まずは「手しごとの家」へ。モデルハウスを建築家に依頼した経緯などをお話して、泉幸甫先生の講演に移りました。

昨今、工業製品でできた建物ばかりになり、既製品が一般化されたことで職人技術の低下を招いたというお話が印象的でした。また、建築素材への探究心や細部にまでこだわる納まりは大変勉強になりました。

「手しごとの家」は泉先生のこだわりがつまっています。なかでも、腕のある職人だからこそ扱える素材の使い方は、まさに“手しごとのなせる技”。私たちがいつもお客様にお話ししている「オーダーメードの家」の原点です。泉先生の仕事に携わることで、阿部建設の施工技術が向上しているのは確かだと思います。今回改めて手しごとの家の細部について、じっくりと見直すいい機会となりました。

その後「renoBASE(リノベース)」のコンセプトをお聞きし、質疑応答にて終了。長時間に渡り泉先生にはご自身の考えていることや設計手法など、惜しみなくお話しいただきました。

職場も職種も違う人たちと同じ目的を持ってイベントなどを企画することは、日頃の仕事にも人脈にも広がりができ、良い刺激になります。これからも建築士会との関わりを大切に、仕事にも活かしていけたらと改めて思いました。