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悪徳業者やトラブルを未然に回避!失敗しないリノベーション必勝法!

2017/09/28

築年数を重ねた物件を大胆に改装し、オシャレな空間へと蘇らせる「リノベーション」。最近では、あえて新築物件を選ばず、中古住宅をリノベーションすることで、自分らしい住まいを手頃な価格で手に入れようという若い世代も増えています。ただ、業者選びを間違えてしまい、予想もしないトラブルに巻き込まれてしまうケースも少なくありません。では、トラブルを未然に防ぐにはどうすればいいのか?リノベーションを決断するその前に、ぜひ押さえておきたいポイントを、(株)友建 代表取締役の山田昌昭さんにお聞きしました。

山田 昌昭

家を造り守るかかりつけ大工を育成する

山田 昌昭

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危ない業者かどうかを見極めるポイントは?

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工務店やリフォーム会社を選ぶ時には、大工さんなどの下請け業者にどのような施工をさせているのか、細かな確認をするべきです。例えば、下請け業者に無理をさせている会社の場合、正しい施工がなされていない可能性もあるからです。お客さんに対して金額を安く見せるために、リフォームにかかる資材に安いものを使い、その分、施工費が高いというところも多いです。また、「リノベーション後も住み続けられる家なのか?」「地震がきても大丈夫なのか?」を確認し、きちんと説明できる業者を選びましょう。

危ない業者の典型は、施工方法などの説明がないこと。そして、どのようにリフォームを行うのかが分からない状態で、契約を急いで進めてくるような会社です。逆にきちんとした施工体制が整っている会社であれば、どのようなスタッフが来るのかなど、施工方法に関する説明がきちんとなされるはずです。

悪質な業者の場合、正しい施工とは異なり、住み始めてすぐに不具合が起きることも珍しくありません。こうした場合、新築物件とは違って保証がないケースが多く、対処してもらえずに、高額の費用を出してリノベーションを行っても、耐震性などに不安を抱えながら住み続けることになりかねないのです。

トラブルにならないよう、見積もり時に押さえておくべきことは?

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見積もりの時には、内訳が細かく書かれているのかを確認しましょう。すでに述べたように安い資材を使い、その分、施工費を高く設定している業者が少なくないからです。どこまでが資材の費用で、どこまでは施工費なのかが分からない。例えば、ユニットバスであれば、解体工事がいくら、補修工事がいくら、設置工事がいくら・・・といった具合に、工事の内訳をチェックし、ちゃんとした工事が行われるのかを確認したいところです。なかには「○○○○工事一式」といった書き方をする業者もいるので注意しましょう。

また、工事項目には、たくさんの工事内容が記載されているものの、なかには不要なものが混じっていることもあります。そのため、見積もり書をもらった時には、その内容をきちんと説明してもらいましょう。しっかりとした説明がなされない業者は、よい業者とはいえないです。国土交通省の認める住宅リフォーム団体に登録している会社であれば、リフォームの瑕疵(かし)担保保険を勧めてくるはずですから、このような業者にお願いするのも選択肢の一つでしょう。

購入前には、専門家にインスペクション(住宅診断)を依頼しよう!

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リノベーション物件を購入する場合には、リノベーション前に購入するケースと、後に購入するケースがあると思います。

リノベーション前の物件を購入する場合には、「既存住宅状況調査技術者」という資格を有した専門家にインスペクション(住宅診断)を実施してもらい、耐震性・耐久性を必ず確認してもらうようにします。売買契約書に書いていなくても、過去のシロアリ被害や雨漏れなどが見つかることもあるからです。また、修理・修繕によって、住み続けることができる物件かどうかを判断する事も可能です。
既存住宅状況調査技術者はリフォームを依頼する工務店さんや、不動産会社さんに所属している場合もある為、まずは聞いてみるようにしましょう。

リノベーション後の物件を購入する場合には、リノベーションする前から雨漏れなどがなかったかどうかを、既存住宅状況調査技術者にチェックしてもらうようにしましょう。もしくは、既存住宅状況調査技術者がきちんとチェックしてからリノベ-ションを行った物件がどうかを確認することで、購入後のトラブルを未然に防ぐことができます。

補助金制度を活用すれば100万円以上お得になることも!

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なお、リフォームを依頼する前には、まず国や自治体などの補助金制度をチェックするようにしましょう。毎年さまざまな補助金が公表されますので、工務店などに確認してみると良いでしょう。

最近では、長期優良住宅化リフォームが注目を集めています。省エネや耐震性、耐久性などの一定基準を満たしたリフォームが補助の対象で、認定されるためには申請が必要になります。100万円以上の補助が受けられることもありますが、補助金の枠はそれほど多くない事や、一定の条件を超えるためには、高額なリフォーム費が必要となる事も有る為、必要に応じて工務店と相談する事が重要です。高額すぎて施工費と見合わないで損してしまうこともあるので注意が必要です。

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