2024/04/30 00:00
阿部建設では、(公社)愛知建築士会まちづくり委員会バリアフリー特別部会、日本福祉大学(毛利志保准教授研究室)、金城学院大学の4者で、バリアフリー宿泊施設についての共同研究を行っています。
今回は、佐賀県嬉野温泉にある「和多屋別荘」を訪れ、最新のバリアフリー調査を行いました。
和多屋別荘は、嬉野川沿いの広々とした二万坪の敷地に佇み、昭和52年に建築家・黒川紀章により設計されたタワー棟群も魅力的な宿です。
館内では、客室3室をバリアフリー化しており、その1室に宿泊させていただきました。
車いすを利用する私(脊髄損傷)が1人で宿泊しても、全く問題がなく快適に過ごすことができました。また、調査と合わせて和多屋別荘の小原健史会長、なにわ一水の勝谷有史社長、日本福祉大学の毛利志保准教授と打ち合わせを行いました。
皆さまのご協力をいただきながら、実際の調査結果を元にした「バリアフリー情報」を公開し、正しい情報を利用者に伝える仕組みづくりに取り組んでいます。
公開する内容は、旅館やホテルのバリアフリー評価を行うものではありません。バリアフリー化されている部分を正しく伝え、利用者の幅を広げることが目的です。
車いす建築士の目線だから見えることはたくさんあります。立ち上げにはまだ相当の調査期間を要しますが、ご期待ください。