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山田 昌昭

家を造り守るかかりつけ大工を育成する

山田 昌昭 やまだ まさあき

「かかりつけ大工」株式会社友建

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事例・コラム

2013/04/11 15:55

友建の取り組み 「大工の減少と高齢化」

友建を知って頂く意味もあり、しばらくの間、友建の取り組みや仕組み作りについてコラムを書きたいと思います。
お時間がありましたら、お付き合い頂けると嬉しく思います。
第1回として、友建を創業するきっかけとなった。大工の減少について書きたいと思います。

第一回 大工の人口減少と高齢化

私共友建は大工を会社組織化し運営してきました。近年、大工技術者は大幅な人口減少と高齢化に悩まされ、人不足が年々深刻化してきています。
 1980年代の大工の人口は100万人程いたと言われている大工ですが、今では6割減の40万人程に減っています。さらに若手の大工が減り高齢化を迎える中で、50歳以上の大工が木造建築社会を守っており、内訳で見ても50代から60代以上の大工が半数を占めている事になっています。
 このままでは、10年後には更に半数まで大工人口は落ち込み、日本の木造建築産業は物を作る人を失う事になってしまいます。人口が減少する日本の中でもこの現象は著しく、家を守る職人の育成は急務である事が分かります。

 しかしながら、友建も創業から7年が経ちましたが、弊社の廻りを見渡しても高齢化や業務縮小、閉店をする工務店経営者も多く、歯止めがかからない現状に焦りを覚えております。
この問題の背景には以下の様な事があります。

1 所得が大幅に減少したことにより、子方を養う資金力が無くなった。
2 大工の下請化に伴って、決算期に合わせた繁忙期と閑散期の2極化が起きた。
3 仕事がきつく、汚れ易い仕事もあり、丁稚奉公の考え方に若手が続かない。
4 高齢者が多い中、体の衰えと共に引退を早期に迎えている。

友建では、これらの問題を軽減する為に大工を会社組織とし、色々な仕組み作りに取り組んできました。

後日これらの仕組みについてコラムを書きたいと思います。次回は、

         第二回「若手の社員積極採用と高齢者大工の社員採用」