2013/05/13 18:58
水回りリフォームの問題点として、築年数の古い家にありがちな水回りの土間仕上げがあります。
多いのが、お風呂が在来式のお風呂で洗面所・トイレが横に並んでいる間取りの場合です。
お風呂の床に合わせて洗面脱衣室が土間で仕上がっており、タイル等を張ってあります。
土間とはコンクリートの事であり、湿気を蓄えやすく、お風呂の湿気も多く含んでしまう事から、カビやシロアリの温床になってしまいます。
写真は土間をはつった後の土台を撮った写真と、土間をはつる前の写真です。
土台が完全に土間コンクリートの中に埋まっており、お風呂場から洗面脱衣室、横にあるトイレの土台まで浸食しています。
この物件の場合は、土台に栗の木が使用されている事から芯まで浸食されておらず、辺材の部分だけ浸食されていました。
運が悪ければ家が保てなくなってしまう事もありえます。
細かな防蟻処理を施していても土間コンクリートに埋まっているために薬剤が
うまく注入されずに浸食されてしまいます。
対応策としては、土間コンクリートをはつり、基礎天端より低く防湿コンクリートを設ける事が一番です。
その他に床下の通気を良くして、常時乾燥している状況を作り出す事が望ましいです。
友建ではお風呂のリフォームの際に、洗面所等の土間コンクリートを床組みに作り替える事をお勧めしています。
場合によっては30センチ程も床下を掘り起こす必要がある為大変ですが、
長く建物を維持する為に必要な作業です。
この御宅ではシロアリの被害にあっている事を気付いていませんでした。
水回りのリフォームをされる際にはこれらの事も気を付けられると良いと思います。
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