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後東 博 ごとう ひろし

愛知相続サブリース・老朽アパート研究所

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事例・コラム

2024/07/02 15:09

アパート経営を台無しにする13の大罪と回避方法(8)

7、借入金返済リスク
借入金返済リスクは、通常、借入金は返済できる範囲で借りれば本来なら起こりえないリスクです。しかしながら、「空室が増加した」「家賃が下がった」ということが原因で家賃収入が減り、借入金が返済できなくなることがあります。
よくあるケースではサブリース契約アパートで、築10年目以降家賃が下がり返済できなくなることです。
借入金返済リスクは自己資金が多く、借入金額が少なければ抑え込むことが可能です。主な原因は借り過ぎと毎年地価が徐々に下落する「負動産」地域に建築したことによる空室の増加が原因で生じます。
意外と多い理由は「借金はトクだ」「借金すると相続税が下がる」といったオーナーや不動産業者の間違った考えでアパート建築することです。

取るべき行動
(1)自己資金を多く用意してから建築する。
(2)金融機関に相談しないこと。(利益相反になり、借金はするなと言わないから)

8、金利上昇リスク
アパートローンを変動金利で組んでいる場合、金利が上昇すると返済総額が増え、収支が悪化します。その結果、アパートローンが毎月の家賃収入を上回る可能性も生じます。今後、日銀の金利は上昇の可能性が高く、欧米ではすでに5%程度の金利です。
近年、アパートローンを組んでいる方は、低金利メリットを生かして変動金利を組んでいる方が多いと思いますので要注意です。

取るべき行動
(1)自己資金を多く用意して借入金を少なくする。
(2)金融機関に相談しないこと。