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福田 久稔

ICT・教育コンサルタント

福田 久稔 ふくた ひさとし

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事例・コラム

2026/04/13 11:52

フリースクールへの期待と不安

不登校になると、保護者は大きく戸惑います。何から考えればよいのか、どこに相談すればよいのか分からず、不安の中で手探りの状態になります。

最初にぶつかるのが「情報の壁」です。整った情報が少なく、保護者だけで抱え込みながら必死に情報を探します。どこにつながればよいのか、何を調べればよいのか分からない。さらに調べるほど情報が多すぎて、「どれが正しいのか分からない」という別の壁にも直面します。

次に、原因を探ろうとします。しかし、小学校高学年以降の場合、さまざまな要因が重なり合い、それが限界を超えたときに不登校となることが多く、原因を一つに特定して取り除くことは容易ではありません。だからこそ、「原因探し」よりも「今どう過ごすか」に目を向けることが大切になります。

学校に無理に登校させようとするのも自然なことです。しかし実際には、うまくいかないことが多いのが現実です。登校できる状態であれば、そもそも「行きたくない」とはならないからです。

では、どうすればよいのか。そこで「フリースクール」という選択肢にたどり着きます。フリースクールは民間の教育施設であり、認められた学校ではありません。そのため卒業という概念もなく、また許認可が不要なため、その内容や方針は大きく異なります。居場所を重視するところ、学習を中心とするところ、その両方を行うところなどさまざまです。

保護者は、子どもが元気になってほしい、できれば学校に戻ってほしい、学びも続けてほしいと願います。その思いをフリースクールに託すのは自然なことです。しかし、それが必ず叶うかどうかは分かりません。

だからこそ、選ぶ際には丁寧な確認が必要です。理念や方針、費用、通いやすさ、学校との連携、保護者への支援体制などをよく見てください。そして見学や体験を通じて、子ども自身の気持ちを大切に判断することが重要です。保護者が望んでも、子どもが望まない場合は見合わせることも必要です。

すぐに答えが出なくても構いません。迷いながらでも、少しずつ進んでいけばよいのです。

フリースクールに通うことだけが正解ではありません。行かないという選択肢もあります。大切なのは、その子にとって安心できる場所があることです。そして、その場所は一つである必要もありません。