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服部 清和

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服部 清和 はっとり きよかず

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事例・コラム

2021/09/02 00:00

台風がもたらす被害で適用対象となる保険とは

台風の被害に備える保険は、一般的に火災保険や自動車保険、傷害保険などが考えられます。
まず、住宅が被害を受けた際に適用されるのは火災保険です。台風が発生すると、併せてさまざまな自然災害が発生します。山や崖の近くに住んでいる方は土砂災害の被害も考えられますし、海や川の近くに家がある方は高波や洪水の被害にも遭う可能性があります。さらに、暴風雨による影響で家が破損する恐れもあります。これら水災や風災などの被害に対して火災保険が役立ちます。一方で、経年劣化による雨漏りや過失によって被害を受けた場合は対象になりません。また、高台にお住みで洪水の被害が起こりにくい地域の方は、『水災補償」を外すことによって保険料を抑えることができます。火災保険は安定した生活を送るうえで必要不可欠なものなので、補償額や補償範囲など今一度見直していくのが大切です。

台風によって、お住まいだけではなく所有している車にも損害が発生する可能性もあります。この場合、火災保険では自動車の被害を補うことができません。自動車保険は、自動車を所有、運転する機会がある方なら基本的には入るべき保険ですが、どんなに運転に自信がある方でも、竜巻や洪水、強風でモノが飛んでくるような自然災害から確実に守れるという保証はありません。そのような場合に役立つのが自動車保険の中の『車両保険』になります。なお、保険を利用すると翌年の保険料が上がる場合があります。被害(補償)額によっては「使わない」という選択肢もありますので、申請の際にご検討ください。
また、強風が原因で看板等が倒れてケガをするといった被害も考えられます。その際には、傷害保険に入っておくと安心です。傷害保険は突然のケガ怪我で生じる治療費や入院費、万が一の死亡保障等をカバーできます。

他にも、避難している間に思わぬトラブルが生じることもあるでしょう。それらを事前に想定して、保険などで備えておくことのが重要です。これまでも、日本において多くの甚大な被害を受けました。本格的な台風シーズンが始まる前に、補償もしっかりと確認しておいてください。